ベトゴルことはじめ Vol.50

最近は松山英樹選手のマスターズ優勝が話題ですね。私も午前2時に起きてテレビに釘づけで観ました。アジア人初のマスターズ優勝は、本当に感動しました。松山選手が言うように、日本人(アジア人)でもマスターズに勝てることを証明してくれましたね。世界で戦える、国を代表するような選手がベトナムでも誕生する日がとても待ち遠しいです。

プロ・アマで活躍する
ベトナム人選手

ベトナムでのゴルフの歴史は新しいものの、続々とゴルフの上手な選手が生まれています。

オフィシャルワールドゴルフランキング(OWGR)で名前が出てくるベトナム人プロは、マイケル・チャン(Michael Tran)選手。彼が現時点でのベトナムゴルフ界のトップと言えるでしょう。

チャン選手は、2015年のアジアンデベロップメントツアー(ADT)のシプチャーゴルフプレナートーナメント(Ciputra Golfpreneur Tournament)で優勝。主要なプロゴルフツアーで優勝した初のベトナム人ではないでしょうか。

松山選手が優勝したマスターズが、世界のゴルフツアーの最高峰で、ADTは数多くあるプロツアーの中でも下の位置付けです。ベトナムにとって世界のゴルフ界はまだまだハードルが高いと言えます。

しかしながら、ジュニアゴルファーの成長は著しい。ベトナム人と日本人の両親を持つハナコ・カワサキ選手や、全米大学体育協会(NCAA)加盟のノースカロライナ大学(UNCW)で優秀な成績を残しているグエン・タオ・ミー(Nguyen Thao My)選手、男子ではチュオン・チー・クアン(Truong Chi Quan)選手などです。

世界アマチュアゴルフランキング(WAGR)では、ベトナム人選手が数人出てきます。世界ランク対象のベトナム国内競技もあるのです。

有望な選手は
国外でゴルフを学ぶ

将来有望な選手の多くは、海外でゴルフを学びます。国内に本格的にゴルフを学ぶ環境が整っていない証明でしょうか。

ハード面では良い練習環境があるので、個々の選手レベルが底上げされ、強いライバルが現れればもっと成長するでしょう。今はアンダーハンディ競技がほとんどですが、プロ大会を含めたグロス競技がもっと必要だと個人的に思っています。

香西 保宏 Kozai Yasuhiro
2011年よりダナンを拠点にドラゴンゴルフを運営。ゴルフ場の予約・送迎サービスやコンペのアレンジ、ゴルフ用品のレンタル・販売を行う。
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