ゴルフ場と各団体が協力
世界に魅力をアピール

今回はベトナムのゴルフツーリズムの未来について。駐在している人からすると、「観光客が増えてゴルフ場が混雑するのは…」と心配かもしれません。しかしながら、アジアのゴルフデスティネーションとして有名になれば、良いコースもどんどん増えて、ゴルフ場の質が今以上によくなるかもしれません。

近年ベトナムではゴルフ場を世界にアピールする活動が活発で、政府観光局を中心に各地域のゴルフツーリズム協会など、ゴルフツーリズムの誘致に力を入れています。

ダナンでは各ゴルフ場がダナン観光局と連携し、世界各地のツーリズムコンベンションなどに参加。またアジアのゴルフ産業の持続可能な発展を支援する「アジアゴルフ産業連盟/AGIF」では、「ラグーナランコーゴルフクラブ/Laguna Lang Co Golf Club」支配人のアダム・カルバー(Adam Calver)氏が副会長を務めています。

その流れで先日、「アジアンディベロップメントツアー/Asian Development Tour(ADT)」がダナンで開催されました。また最近、ダナンのゴルフ場は多くの韓国人観光客を中心に連日賑わいを見せています。

地の利を生かして
全200コースを目指す

ベトナム観光局は2025年までに200コースを達成し、ゴルフツーリズムの地を目指すと発表しました。現時点では約100コースなので、実現は正直厳しいように感じます。それでも、ベトナムのゴルフに関わる私としては大変嬉しいことです。

ベトナムは低い丘が領土の3/4を占め、ゴルフ場を作るのに良い地形。北部は亜熱帯性気候で四季があり、南部は熱帯モンスーン気候で冬でも比較的暖かい。注目すべきは南北3444kmの海岸線で、世界33位。その多くは砂浜で、ビーチリゾート&リンクスのゴルフ場に適した国なのです。ベトナムがアジアを代表するビーチリゾートゴルフ場となることを期待しています。

今月のベトゴルメモ
元々は日系のゴルフ場で18ホールでオープンしました。現在は日系ではありませんが、その名残で日本語表記や日本食メニューが多くあります。個人的に、ここの日本食は美味しいです。現在は27ホールで、グリーン芝の質は重いのですが目がきつく、傾斜もメリハリがあります。
香西 保宏 Kozai Yasuhiro
2011年よりダナンを拠点にドラゴンゴルフを運営。ゴルフ場の予約・送迎サービスやコンペのアレンジ、ゴルフ用品のレンタル・販売を行う。
DRAGON Golf
電:090 552 1530 
E-mail: kozai@dragongolf.vn 
FB:@bookgolfvietnam
https://golf-danang.jp