憧れたのは女性司会者 人を奮い立たせたい


撮影/大池直人

―― 司会者(MC)として活躍していますが、デビューのきっかけは?

オアン 「ミスフォト」を受賞してからMCになったと、よく誤解されていますが、実は子供の頃からMCになりたかったのです。大学の時は、ホーチミン市青年文化会館の司会者コースを受講しました。

その後、少しずつMCの仕事を始め、ミスフォトや司会者コンテストに参加し、おかげさまで、どれも入賞できました。それがきっかけで、より多くの人に知られ、多くの番組の司会をさせていただきました。

―― 歌手や女優になりたい人は多いけど、どうしてオアンさんはMCに?

オアン 私は文学が好きなんです。中学生の時は文学専攻のクラスで勉強して、作文や詩を作ることが大好きになりました。そして、テレビ番組で先輩のクイン・フオン(Quynh Huong)司会者を見て、彼女は言葉を使って、ソフトな声で、多くの視聴者の心を動かしていた。そんな姿を素敵だなと思いました。私は彼女のように、人々を奮い立たせる人になりたいです。

―― 映画にも挑戦しています。

オアン はい、出演する映画、『3倍のトラブル』(Triple trouble)が5月15日に公開予定です。仕事、恋愛、生活に対しても、積極的な考えを持っている新卒の記者の役です。

―― 2つ年下の彼氏と付き合っているようですが、どんなところが好きですか?

オアン 彼には誠実さが感じられますね。それと、物事に対して、楽観的に考えるところが好きです。私は自分の失敗に対して厳しく反省するタイプですが、彼と付き合ってから、もっとポジティブに考えられるようになりました。

―― 今後の予定は。

オアン MCを中心に活動していきたいです。ホーチミン市人文社会科学大学の英語学科で勉強した知識を生かして、越英バイリンガルの教育番組の司会をしていく予定です。その一方、スキルや認識度を高めるために、エンターテインメント系の番組の司会もしていくつもりです。

Hoàng Oanh/ホアン・オアン

司会者、女優。1990年生まれ。2012年に「ミスフォト」で2位を受賞。2013年に「司会者コンテスト」で3位を受賞。ニュース番組「60s」や音楽リアリティ番組「The Remix」などの司会を務める。