なるほどthe住まい No.22

オーナーの判断で起り得ること

新型コロナウイルスの影響でベトナムのサービス業は全く売上を上げることができない状態です。3月18日(水)から30日間、ベトナム入国者に対するビザ発給の一時停止が決定されて以来、ベトナム赴任を予定していた日本の皆様が入国できなくなりました。

また、ビザを持つ方も「日本の権限ある機関が発行する新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書」という入手不可能な書類を求められることで、同様入国できない事態となりました。

4月17日(金)で30日間の一時停止が解禁になるのか、全くわかりません。更に30日更新される可能性も十分あります。この場合の問題は、「契約準備を終え、日本のお客様のチェックインを待つベトナム人物件オーナーが待ってくれるのか」です。仮にデポジット(敷金)を先に入れ、契約書にサインを入れ、契約の意志を伝えたとしても、いつベトナムに入れるか分からないので、最悪払ったデポジットが戻ってこなくなる可能性も出てきます。オーナーが「これ以上待てない」と判断し、他の希望者に貸してしまえばアウトです。

しかしです。他の希望者が果たしているのでしょうか? 日本のお客様が好んで住むアパートやオフィスは、当たり前ですが日本人を始め外国人がたくさん利用しています。それを嫌うベトナムの方々は距離をおきます。おまけに世界中の外国人は今ベトナムに入れません。同じアパートオフィスを利用する人が、更に条件の良い部屋を目指して引越をする場合以外は、決まらないと思います。

当社も契約残をたくさん抱えていますが、粛々と待つしかありません。動きがあればお客様にはご連絡を致しますが、今のところオーナーより「他の契約が決まった」という通知は全くありません。

契約予定の方は気が気ではないと思いますが、現状ベトナムは動いていませんので、焦らずお待ちいただければと思います。

 

田口 庸生 Taguchi Tsuneo

ハノイリビング

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