「教室」の開業に向け、
物件探しなどの注意点
なるほどthe住まい No.14
難易度が高い教育ライセンスの取得
最近、日本から「〇〇教室を開きたいので物件を探して欲しい」といった問い合わせを頻繁に頂きます。
日本語教室やそろばん教室、習字教室など…。ライセンス取得の難易度は、これまでに許可を下した実績数に応じて変動します。
日本語教室は数が多いため、ライセンスの取得は比較的容易ですが、そろばんや習字教室など、ベトナム人に馴染みの薄い教室は、これまでの経験上、七転八倒しないと、なかなか許可は下りません。基本的な考え方として、「日系100%での教育ライセンスの取得は他に比べて非常に難しい」ということを、頭に入れてご検討ください。
日系100%で教育ライセンスを取得するには、会社設立が必要です。会社設立には「会社の住所」がいるため、物件を賃貸借契約し、その契約書に記載している住所を使って設立手続きに入ります。
次にIRC(投資登録証明)、ERC(事業登録証明書)の取得です。そして教育ライセンスを教育訓練局から取得します。
教室内の設備なども厳しくチェック
例えば「日本語教室」を開業すると仮定しましょう。その際、教育訓練局によるインフラの整備を厳しく査察されます。具体的には以下のような要件です。
・教室の明るさ、テーブルや椅子などの整備・備品、教材の適切さ
・教室の面積は最低「2・5 ㎡/生徒」が必要
・教員の事務室、自習室などの多目的室の運営スペースの確保など。
よって、「100㎡くらいの広さで100人くらい募集したい」というようなざっくりとした前提では難しいということです。また、1件目で教育ライセンスが降りたとしても、2件目も必要な手続きはほぼ同じで、難易度も変わりません。
当社は「教育ライセンス取得」と「物件探し」を同時にサポートしています。ご希望の方は、お気軽にご一報ください。
ハノイリビング
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