なるほどthe住まい No.15

3つの「難関」を
乗り越えられるか?

私が2011年にハノイに来てから、ずっと途切れることなく続いているお問い合せに、「カラオケ店をやりたいので、店舗物件を紹介して欲しい」というものがあります。

経費は店舗家賃と光熱費、そしてスタッフの時間給に、公安への「付け届け」。目をむくような額でもないので、簡単に儲けることができると踏んでご連絡をいただきます。店舗物件は大丈夫です。何なりとあります。ハノイはホーチミン市と比べ、店舗物件はまだまだ安い。一等地のリンラン通りやファンケビン通りでも1500USDくらいからあります。ただ、経営上の「難関」が3つあります。

①そもそもカラオケ店というラインセスが、今のご時世降りない。表向きは「飲食店」として、公安に場所代を払いながら誤魔化し、運営する“薄氷経営”であることが理解できるかどうか

②絶対に裏切らないベトナム人名義人が必要

③隙があれば独立し、自分の店を持ちたがるスタッフ達に、気持ちよく長らく働いてもらう為の「ウルトラ人心掌握術」が求められること

頓挫してもOKな
範囲で投資を

まず、 真面目に投資を考えるのであれば、足を踏み入れるべき世界ではありません。「お上」が本気を出して掃討作戦に出れば、たちまち吹っ飛ぶビジネスです。吹っ飛ばされても諦めが付く範囲での投資に抑えて始めるべきです。日本でも同じような水商売を経営されている方で、かつベトナムにカラオケ店を持つことに、お金儲け以外のメリットを感じる事のできる方。こんな方がよく参入されてきます。

名義人が決まれば日本からお金を持ってきて、銀行口座に入れる。

その際名義人となってもらう方と「資本金援助契約書」のような取り決めをし、勝手に動かせないように釘を刺しておかないといけません。

物件の提案から契約関係まで、きめ細かくご相談に乗ります。お気軽にお問い合わせください。

 

田口 庸生 Taguchi Tsuneo

ハノイリビング

住:5F, DMC Bldg., 535 Kim Ma, Q. Ba Dinh, Hanoi
電:024-3724-7478
メール:taguchi-t@hanoi-living.com
ウェブサイト: http://hanoi-living.com

.