ベトゴルことはじめ Vol.59

ダナンは2021年7月末からゴルフ場が閉鎖し、8月16日からは終日の外出制限で一歩も外に出られない状況にあります(8月20日現在)。ハノイやホーチミン市でも、厳しい状況が続いているようです。
 
今回は自宅でも出来る、ゴルフ練習方法のお話しです。

すぐに始められる
「30秒スイング」

気軽に出来る練習方法は「素振り」。ただ闇雲に振っても、あまり効果がありません。私がおすすめする方法は、「30秒スイング」。文字通り30秒かけて、ゆっくりスイングします。
 
準備するものは、8番アイアン前後のクラブ、鏡、お手本となるプロのスイングを確認できるスマホやタブレットなど。スローのスイングがいいですね。
 
お手本を見つけるのに困った時は、「4スタンス理論 ゴルフ」と検索します。「4スタンス理論」とは、整体師の廣戸総一郎氏が人の体の使い方を4パターンに分類した理論です。この診断とプロゴルファーの名前をセットで調べてみてください。
 
練習方法は、プロのスイングを見ながら30秒かけてゆっくりスイングするだけです。

とにかく体に正しい
動きを覚えさせる

実際のスイングは、テイクバック1〜2秒、ダウンスイング0・4秒ほど。クラブフェイスがボールに接しているのは、わずか0・0005秒ほどです。
 
瞬きのような一瞬の動作を、意識的に行うのは難しいですよね。なので、とにかく体に正しい動きを覚えさせるために、30秒スイングを行います。
 
当たり前ですが、ゴルフにおいてスイングは、いいスコアでラウンドするために重要です。
 
一方、ラウンド中はボールのライ、傾斜、風、残り距離、落とし所、球筋のイメージなど、考えることが山ほどあります。
 
ラウンド中、スイングに気を取られすぎると、こういった準備が疎かになりがちです。状況判断をしっかりと行い、まずはアドレス、最後にスイングです。スイング中はテイクバック中の何か1点に集中しましょう。
 
球を打つ練習は、スイングを体で覚えるためだと私は考えます。ぜひ、ご自宅で「30秒スイング」をやってみてください。

香西 保宏 Kozai Yasuhiro
2011年よりダナンを拠点にドラゴンゴルフを運営。ゴルフ場の予約・送迎サービスやコンペのアレンジ、ゴルフ用品のレンタル・販売を行う。
DRAGON Golf
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