ベトゴルことはじめ Vol.63

ボール探しのマナーと
正しい見つけ方

前回、ルールを守ることと同じように、マナーを守ることの大切さをお伝えしました。今回はその続きです。
 
まず、ボール探しについて。一緒にプレイしている人のボールが見つからない時、気を遣って全員で探しに行くことがありますよね? 
 
実はこの行為、マナーという点では良いとは言えません。プレーが中断され、後続者の迷惑になりかねません。
 
ベトナムの場合、プレイヤー1人にキャディ1人が付くので、探す場所が離れているなら、先に自分のボールを打ってから探しにいくのが正解です。その際、「先に打っておきますね」と声をかけましょう。
 
自分のボールを探してもらう時も、「先に打っておいてください」と伝えることも大切です。
 
ちなみにルール上、ボールを探す時間は3分。3分経過しても見つからなければ、速やかにロストボールの処置をしなくてはなりません。
 
ボールを探すのはコツが要ります。落ちた場所がわからなくても、方向はわかるので、飛球線上に真っ直ぐ歩いていきましょう。目線は斜めでなく、下に落とすと見つかりやすいです。
 
ボールがなくなりそうな場所に打った場合、暫定球を宣言して、もう1球打っておきます。暫定球を打たずにボールが無くなったら、スロープレーを防ぐために2打罰とする「お助けルール」があります。球がなくなった場所から2打加算でプレー続行となります。
 
日本では「特設ティー」というルールがあり、2打加算でプレーが続行できます。

グリーン周りと
バンカーでの注意点

初心者が意外と知らないマナーに、「グリーン上は走らない」、「グリーン上で足を引きずらない」があります。つまり、グリーンを傷つける行為はNGです。グリーン上のボールマークは自分で直しましょう。
 
個人的に気になるのがバンカーです。ベトナムではキャディがバンカーをならしますが、不十分な場合が多いです。プレイヤーがある程度、自分でならすのもマナーです。
 
バンカーを汚さない行為も心がけましょう。自分のボールに近く、低い場所から入る。入ってきた足跡をたどって出る。そうすることで、後続プレイヤーが気持ちよくラウンドできるのです。

香西 保宏 Kozai Yasuhiro
2011年よりダナンを拠点にドラゴンゴルフを運営。ゴルフ場の予約・送迎サービスやコンペのアレンジ、ゴルフ用品のレンタル・販売を行う。
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