人との記念日を意識しまくりだった「あの頃」の自分を思い出し、ベトナムでの仕事に活かしてください。記念日当日のメンバーたちは、そんな想いであなたのアクションを待っています。

ある日本人経営者は、毎年必ず1000名以上に直筆の手紙を書いて、腱鞘炎と引き換えに、離職率を大幅に改善させました。ベトナム人たちはそんな手紙をもらったことが嬉しくて、家族や恋人に自慢げに見せるのです。そうです!

あの頃の誰かのように純粋に喜んでくれるのです(疲労度が高ければメールでも可)。
特に誕生日は全員の大切な記念日。メールでもSMS でも、英語なら“Happy 20th Birthday Girl Hong ! This is your day! Have fun!!” などとメッセージしたらどうでしょう。ポイントは“Girl” というキラキラ単語と、具体的な名前。30歳、40 歳になっても、誕生日の1日だけ「ガール」と呼ばれて、嫌な気になるベトナム女子はいません。加えて、具体的な名前と数字を入れるとテンプレ感が薄れるので、より効果的です。

また「女性の日」や「子どもの日」などの日本の社内で祝う習慣がない記念日は、特に覚えておきましょう。
メンバーは驚くほど詳細に私たちを見ています。些細な点でも、「私たちを理解しようとしてる?」とチェックしているのです。ここをキャッチアップ! コーヒーやシントーを全員にプレゼントしたり、彼らの子どもに日本のお菓子をギフトで渡すなどすると、皆の反応がいつもと違うことに気づくはず。

メンバーとの関係性が変わるのはもちろん、その反応から青春時代の自分を思い出し、全身くまなくキュンキュンしてしまうかもしれません。

加藤 将司
Kato Masashi
JACリクルートメントベトナムManaging Director。大学卒業後、大手人材紹介会社を経て、一貫してベトナム人材の紹介や採用&育成に関わり、今年で12年目。2013年6月より現職。
www.jac-recruitment.vn