日越合作ドラマに出演、本格派の美人女優
Lan Phuong／ラン・フオン

知識のある女優へ難関の貿易大学を卒業

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――　昨年、日越国交樹立40周年のドラマ「The Partner」（ＴＢＳ）に出演されました。

フオン　はい。東山紀之さんの恋人の役で、とても楽しかったのですが、日本語のセリフを覚えるのが大変でした。

朝起きたらセリフを頭に浮かべて、道を歩いているときもセリフを繰り返して、寝る前にはセリフを練習していました（笑）。

以前に日本のテレビ番組にも出演していましたから、日本とは縁が深いと思っています。実は、数日前に北海道から帰ってきたところです。

――　日本でお仕事だったのですか？

フオン　テレビのリアリティ番組です。チームで競うゲームショーがあって、刺身と蕎麦の作り方を覚えました。難しかったのが刺身で、魚を切るのが意外に大変ですね。私は料理は作りますが、さほど上手ではないので（笑）。

――　今はどんな活動を？

フオン　主にドラマ、映画、演劇、司会者です。ドラマはこれまでに20本くらい出演しました。最初は優しい、性格の良い女性の役が多かったのですが、次第に認められて、クレイジーな役、悪役、強い女性などの依頼が来て、演技の幅が広がりました。一番好きなドラマは恋愛ものですね。

新しいことでは、ベトナムの新番組の司会者になる予定です。詳しくは言えないのですが、今までにない番組です。現在はテスト撮影中で、来年1月末から本格的な撮影に入ります。

――　フオンさんはベトナムの東大とも呼ばれる貿易大学をご卒業です。貿易大学を卒業して女優になる人は少ないのでは？

フオン　女優になるのは子どものころからの夢でした。ただ、周りの人は、女優はあまり知識のない人だと思っていて、実は私の両親もそうだったんです。だったら、有名な大学を卒業して、女優になって、そうでない証明をしたいと思って入学しました。

貿易大学と同時にホーチミン市映画演劇学校（当時）に通って演劇を学び、20歳くらいから女優を始めました。

日本の男性とはまだ残念ながらご縁がない

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――　フオンさんは中学生の時にＡＰＣＣ（アジア太平洋こども会議イン福岡）に参加し、何度も来日しています。日本の男性をどう思います？

フオン　日本と数多くの仕事をしているので、よく聞かれる質問があります。「日本人と付き合ったことがあるか？」なのですが、まだ日本の男性とお付き合いしたことはありません（笑）。日本とは縁があっても、こちらはご縁がないみたいです。

――　では、好きな男性のタイプは？

フオン　面白くて、ユーモアがあって、頭がよくて、私を守ってくれる精神的に強い人です。

――　今後の予定を教えてください。

フオン　今までのお仕事を続けていきますが、これからは映画を作りたいと思っています。映画のプロデュースもしたいですね。

――　そうなんですか。その映画が見たいです。

フオン　もちろん！　楽しみにしていてください。（日本語で）お疲れさまでした（笑）。