ベトナムの女神降臨、ミン・ハン登場!
Minh Hang/ミン・ハン
歌手と女優2つの世界で輝く
撮影/大池直人
―― ソロデビューが2007年だそうですね。
ハン 小さいころから芸能活動に興味があり、母が応援してくれました。最初のきっかけは、新聞で短期間のダンスとボーカルのトレーニングクラスを見つけたことです。そこに応募して、16歳の時に入りました。クラスの活動の一環として「ファー・レイ/Pha Le」(ベトナム語でクリスタルという意味)というグループを組んで、プロのステージに参加しました。
いわばプロアマなのですが、マネジャーはいないし、特別なPRもなく、グループは解散したり再結成したり。これではいけないと思ってソロになりました。
―― ヒットを飛ばす一方で女優活動も始めましたね。
ハン 初めて出演した映画が『天国の風』(Gio Thien Duong)です。そこで監督さんの目に留まり、ドラマの制作会社と契約したのです。
その後、歌手よりも女優として評価されるようになり、ドラマや映画への出演が多くなったのですが、自分の原点に戻ろうと再び歌手活動に本腰を入れました。
テレビのリアリティ番組やMCの活動もしていて、これらはキャリアを豊かにして、ステージで活かすために続けています。
―― 広告モデルとして、日系企業のCMにも。
ハン ロートメンソレータムさんやヤマハさんなどですね。ロートメンソレータムさんはブランドの代表として3年出させてもらっていて、今年も続ける予定です。これだけ連続して務めるのはベトナムの会社でも珍しいんですよ。今年は「肌ラボ」です。
―― 日本についてどんな印象がありますか?
ハン まず…日本料理が大好きです! 日本人はとても勤勉で、頭がいいというイメージがあります。例えば、日系企業の社長さんと仕事をすると、皆さんプロ意識が高くて、フレンドリーで、マナーが素敵なんですね。いい待遇をいただいていますし、日本との縁が深いと感じています。広告のモデルも続けていきたいです。
アジアの人たちにもっと私を知ってほしい
―― 好きな男性のタイプは?
ハン よく聞かれます(笑)。今は仕事が忙しいですし、自分の好みや家族に巻き込まれてしまうタイプなので、まだ彼氏はできていません。ただ、将来的には、私の好みとパッション、そして仕事を理解してくれる人と付き合いたいです。
一緒にいて、心が落ち着くような人がいいです。無理な要求はしませんし、外見も気にしません。
―― 今後の予定は?
ハン デビューしてから成功したのが歌手と女優ですから、今後はこの2つのキャリアをさらに伸ばしていきます。ドラマや映画は年に1本、本当に興味があるものを選んでいますから、当面は歌手がメインの活動になると思います。
「今日を昨日よりもっとよくしたい」と常々考えています。今の私は、能力、考え方、キャリアなどの面で、一番成熟した時期にいると思いますし、もっと活躍できるはず。ベトナムだけでなく、アジアの人にもっと私を知ってもらいたいです。
Minh Hang/ミン・ハン
歌手、女優。1987年生まれ。ホーチミン市放送局の「2008年度HTVアワード」で、「最人気主演女優賞」を受賞。文化・娯楽サイト「NGOISAO.NET」が主催する2014年の「美女賞」を受賞。
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