日本からの客人を案内
ディープな観光プラン
週末エンターテインメント No.9
ランドマーク81からの眺めく
日本からの知人は、来越日程に決まって土日を組み込んでくる。僕らの休日もつぶれるし、もっといえば毎週アテンドだったり、アテンドが重なることもある。ただ、僕は断ることはあまりせず、なんだかんだ付き合うので、僕って優しい。
彼らの初ベトナムの感想はだいたい決まっていて「バイク多いですね」か「意外と発展しているんですね」の2択だ。そんな彼らをもっと“ディープ”に連れて行くのが僕の役割。
まず、1区から20分かけてタンダーエリアのシーフードレストランへ。熱帯雨林を感じさせる細い土道、その両脇に並ぶ小さなカフェや商店がドローカル感を増幅させる。食事代も驚くほど安くて、彼らもアジアの物価に満足してくれる。
その足でランドマーク81に直行し、東南アジア最高層ビル75階の高級カフェへ。打って変わって現代的な一面だ。ここではドリンク1杯がさっきの食事と同じくらい。これで彼らのベトナム物価のものさしもグニャグニャになる。
建設ラッシュに沸く街を見下ろして「ホーチミン市は40年前の日本と、ひょっとしたら未来の日本が混在しているのです」なんて偉そうに語りながら、困惑する知人の顔をチラ見する。この街に4年住んでいる僕だってまだわからないことだらけなんだから、すぐに理解しようってほうが無理な話なんだよ。そんなことを口に出すと嫌われるから、ローカルとアーバン、アナログとハイテクを交互に畳みかけて、理解できないほどでっかい街、ということ実感してもらう。さて、週末のブイビエンにビールを飲みに行こうか。
小森 悠矢
ホーチミン市最大級のTV制作会社MCV Corp勤務。
YouTube番組「ベトナム旅行 69」を毎週金曜に配信中。
僕、小森がキャストもやっています。見て、シェアして、感想をぜひ!
E-mail:y_komori@mac-c.co.jp
ホーチミン市最大級のTV制作会社MCV Corp勤務。
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