SSI証券のベト株探訪記 No.024

建設、サービス業が全体的な成長を牽引

第4四半期の国内総生産(GDP)成長率は6・97%前年比となり、第3四半期(7・48%前年比)および1―9月間(7・04%前年比)を下回りました。 第4四半期の農業が0・06%減少し、産業が7・92%しか増加しなかったのは過去数年で最低値でしたが、一方で建設が10・32%増加し、サービス業が8・09%増加。これらの成長率はここ数年の最高レベルでした。

第4四半期の産業は7・92%しか増加せず、第3四半期(10・42%)および1―9月間(9・56%)を大きく下回りました。 この減少は、電気・ガス産業、採掘、製造・加工業などの要素から生じています。

サービス業は、小売売上高が9・82%増加。銀行および保険が9・26%増加。倉庫・輸送が10・86%増加したため、第4四半期に目覚ましい成長を達成しました。不動産とホスピタリティはそれぞれ4・87%と7・4%の緩やかな成長でしたが、第4四半期で最も高い増加を記録しています。

2019年のGDP成長率は7・02%となり、2018年より低いものの、2年連続で7%超え。過去10年間では到達できなかった、しきい値に達しました。

輸出量増加、国内企業259億USDの赤字

輸出は、国内企業の強い上昇が見られました。2019年の国内輸出量は17・7%増加し、FDI企業の4・2%を上回りました。しかし、FDI企業の割合は依然として多く、総輸出額の約4分の3を占めているため、全体的な輸出額の伸びは8・1%に減少しました。

2019年の貿易黒字は前年比42%増の100億USDに達し、FDI企業は358億USDの貿易黒字で、前年比17%増(2018年は前年比35%増)。国内企業は259億USDの赤字となり、前年比9・7%増加しました。

12月のCPIは11月末(前月比)に比べて1・4%急激に増加し、過去87ヶ月間の最高値を記録(2012年10月以来)。 その起因は食品で、前月比4・41%の上昇。豚肉の価格が19・7%上昇したためだと考えられます。

グエン・ドゥック・フン・リン Nguyen Duc Hung Linh
個人向け分析・投資コンサル部門マネジャー。シンガポールでMBA、ハノイで学士号を取得。2011年より現職。
Saigon Securities Inc.
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