SK人事部 採用・教育虎の巻 其の九十七

みなさま、お世話になります。パーソルベトナムの中野でございます。
今回は先日、弊社パーソルベトナムが日系企業向けに実施した「ベトナム人福利厚生調査」の結果から、日系企業のボーナス及びインセンティブの支給状況について一部、お伝えします。

弊福利厚生調査(在ベトナム日系企業115社回答)によりますと、テトボーナス(固定1ヶ月ボーナス)の支給の有無について、91・4%の企業が支給有と回答し、概ねベトナムの慣習であるテトボーナスは、ほぼすべての日系企業で支給していることがわかりました。また、支給時期はテト前が一番多く、71・7%。続いて年末(13・2%)、年始(7・5%)の結果となりました。一方、変動ボーナス(固定ボーナスを除く)支給の有無についての回答はほぼ半分に結果が割れ、支給有が52・2%、支給無が47・8%の結果となりました。ボーナスの総支給額については1ヶ月以上~1・5ヶ月未満が63・1%を占め、次いで1・5ヶ月以上~2ヶ月未満(11・7%)、2ヶ月以上~2・5ヶ月未満(10・8%)の結果となりました。

コミッション・インセンティブについて

営業スタッフへのインセンティブについての調査結果では、支給無の企業の方が圧倒的に多く、78・8%を占めました。一方の支給有と回答した企業の半数以上が毎月のインセンティブを採用しており、支給の基準に対しての調査では、売上に対して支給が41・7%。次いで行動目標(KPI)に対して支給が33・3%という結果でした。

採用・定着において福利厚生は重要

ベトナム人が一番重要視するのは給与ですが、福利厚生も大事な項目。インセンティブ制度は、営業で応募するベトナム人の半数以上が制度の有無を問う状況ですので、制度の導入を検討しても良いかもしれません。また、その他の調査結果としては、ベトナム人は仕事以上に家族を大切にするため、家族に対しての福利厚生を導入する企業も見受けられました。

中野 祐一

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