【ベトナム工場見学】ヌオックダーホンフック / Nuoc Da Hong Phuc
第16回「氷」ができるまで

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ヌオックダーホンフック
ファクトリーマネジャー
ファム・クォック・ダットさん

アシスタントジェネラルダイレクター
グエン・タン・ティエンさん

「ホーチミン市では受注のほか、コンビニでも販売しています」

常に厳格な水質管理と柔軟な対応が求められるため、専門家からアドバイスを得ながら工場を稼働している。

ベトナム人夫婦が経営する製氷会社「ヌオックダーホンフック」が、ホーチミン市12区の自社工場で稼働を開始したのは２０１５年。

アメリカから輸入した自動製造ラインを採用し、可能な限り人の手を介さないように計量、形成、梱包できる製造ラインを確立。衛生的で高品質な氷製品を１日平均約１５０ｔ出荷している。

原料水は政府から提供される「クラスＡ」の水を同社の浄水器「リバースオズモシスシステム」で処理し、飲料水品質に関する国家技術規制（ＱＣＶＮ　01‐１／２０１８‐ＢＹＴ， ＱＣＶＮ‐10／２０１１‐ＢＹＴ）を満たすように管理。半年ごとにサンプルを採取し、保健省が運営するホーチミン市公衆衛生研究所に検査用として提出している。

製品はコンビニやカフェなどの飲料に使用される４～８㎝サイズの氷、バーなどで需要の高い純氷、寿司屋などの飲食店で用いられるクラッシュアイス、イベント装飾品として使用するアイスアートなど。多様な氷製品を低価格で提供し、幅広く認知される製氷メーカーへと成長している。

「氷」ができるまで

① 原料水の浄水

浄水装置「リバースオズモシスシステム」で原料水の不純物を取り除く。

②製氷機に水を流し、循環させる
原料水をガスで冷却したチューブに流し、熱交換原理を利用して製氷する。

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POINT!!–徹底した水質管理-

飲料水品質に関する国家技術規制を満たす原料水のみ使用する。
「水質管理は氷づくりの要です。専門知識を持った社員のみがデータを管理しています」

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③自動ラインによる梱包
梱包は防水性と防カビ性の高いＰＥバッグ（密封包装）を使用。

④倉庫で保管
マイナス２度の倉庫で4～8時間保管する。

⑤出荷
専用の冷蔵トラックで出荷。輸送プロセスもGPSで確認し、細かな管理を行っている。

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POINT!!–需要高！ 溶けにくい純氷-

バーのドリンクや結婚式やイベントの装飾に使用する氷は、時間をかけて氷の中の空気を丁寧に取り除き、透明な純氷に仕上げる。
「純氷は溶けにくいので、オンザロックで飲む時におすすめです」

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完成！