Acecook Vietnam
Joint Stock Company

住所:LotⅡ-2, Tan Binh Industrial Park, Tan Phu Dist., HCMC
電話:(028) 3815 4064
営:8:00~17:00
見学:可、要問い合わせ

エースコックベトナム 
社長室長 島田 茂さん
 

「お客さまが安心して当社の商品を味わっていただけるよう定期的に工場見学ツアーを開催し、年間約1万人の方が参加しています」

1991年にエースコック入社。経理部、システム開発室、営業部を経て、2020年にベトナム赴任。

コロナ禍でも売上をキープ
即席麺の新たな広がりを発信

大阪に本社を置き、即席麺の製造・販売を行う「エースコック」の子会社として1995年にベトナムで事業を開始。即席麺大国のベトナムで25年以上におよび「日本の技術とベトナムの味」の研究と開発に取り組み、国内シェア50%を超えるブランドに成長した。2000年に発売開始以来、売り上げトップを維持する「ハオハオ/Hao Hao」シリーズをはじめ、健康志向の消費者から支持を集めるフォーやブンなどの即席麺の売り上げも好調。現在約100種の商品を展開する。
 
同社はさらにカップ麺の市場開拓を目指すべく、2020年12月に「イオンモール・ハイフォン・レチャン」でカップ麺レストラン「ビュッフェ・ミーリー」を開業。好みの麺、スープ、トッピングを選び、オリジナルカップ麺を味わえるサービスを展開し、新たな即席麺の楽しみ方を発信している。

「即席麺」ができるまで

①圧延、切り出し
原料の小麦粉や調味料をミキサーにかけた後、圧延ロールにかけ薄く延ばす。麺帯をカットし、麺線にする。


②蒸す

麺を蒸し機に通し、蒸気で加熱する。


③型詰め

麺線を切断し、カップ麺や袋麺の形に成形する。

この写真ではカップ麺の形に形成しています


POINT!!–即席麺の保存が可能な理由-

麺は蒸した後に油で揚げることで水分を最小限にし、保存の効く状態に仕上がる。
「通常の即席麺は5~6ヶ月間の保存が可能です」


④油揚げ

麺をフライヤーに通し、油で揚げる。
ノンフライ麺を製造する時は熱風乾燥を行います


⑤冷却&包装

自動冷却システムでろ過された新鮮な空気で冷却することで麺の温度が急速に下がり、包装が可能になる。


POINT!!–太陽光発電を活用-

工場の屋根に太陽光発電システムを設置し、工場の電力を供給している。
「当社工場では、環境保全と資源の節約に努めています」

完成!


⑥検査

包装した商品はX線を通して金属や異常物がないかを確認。合格したものだけを出荷する。

2021年2月発売開始のカップ麺「メメ/MEME」は麺と調味料が一体になっており、お湯を注ぐだけで完成する。「酸っぱ辛いチキン味/Ga Chua Cay」と「揚げ肉と炒めタマネギ味/Thit Xao Hanh Phi」を展開予定。