ベトナムのオフな面々 Vol. 021

サッカーを愛する社会人選手
フットサルの普及にも一役買う

ポジションは主にボランチ。「得点が入りにくいスポーツである分、メンバーがゴールを決めた時の喜びは大きいです」

「毎週日曜の試合前は1時間ほど、ドリブル、パス、シュートなど、ウォーミングアップをしっかりと行います」

取材当日はベトナム人チームと対戦。「勝敗は五分五分といったところでしょうか。今後は勝率を上げたいですね」

日本でJリーグが発足した1992年、小学校のクラスではJリーグが大きな話題となり、それをきっかけにサッカーに興味を持った。

「その頃からずっとサッカーを続けていて、就職した後も社会人チームに所属してプレーしていました。試合終了まで11人でボールを回していかなければならない、ザ・チームスポーツであるところに面白さを感じます」

現在はハノイで20年以上の長い歴史を持つ日本人チーム「ハノイジャパンフットボールクラブ」の一員として、毎週日曜にベトナム人や韓国人などのチームとの試合に出場している。

「一昨年は、年に1度、アジア各地の日本人サッカーチームが一都市に集まって開催される大会にも出場しました。いつかそこでの優勝を経験してみたいですね」

また、サッカーと並行して、ハノイ・バーディン区にあるバー「ハノイアンベース」で自身が立ち上げに携わったフットサルチームにも参加している。

「フットサルはボールに触れる機会が多く、初心者や女性でも楽しくプレーできます。今は隔週土曜に開催されていて、毎回20人ほどが集まります」

チームには日本人だけでなく、韓国人やベトナム人も所属しており、いろいろな人との交流が楽しめるのも魅力だ。

「ハノイには私たち以外に5~6の日本人チームが存在しています。今後はもっとフットサル人口を増やして、いずれはチーム対抗戦や、アジア大会まで開催できるようになったら嬉しいです」