ベトナムのオフな面々 Vol. 006

体力だけでなく頭も使う柔術
怪我をせず、長く続けたい


ニーオンザベリー。「相手の動きを制する、抑え込みの技です。このポジションから締め技、間接技のチャンスを狙います」

「ハノイトップチームには日本人やベトナム人のほか、インド人やイギリス人、アイルランド人も所属しています」

三角締め。「柔術には数千のテクニックがあると言われています。自然に使いこなせるまで段階的に練習していきます」

学生時代から格闘技が好きで、空手や中国拳法に親しんでいた。

「1990年代にブラジリアン柔術(以下柔術)が浸透していったので、そちらに切り替えました。ただ、仕事が忙しかったのと、道場が家から遠かったこともあり、日本ではなかなか長続きしませんでしたね」

ベトナム赴任後は柔術を日常的に続けようと、練習できるグループを探した。

「インターネットで検索すると、ハノイにも柔術の道場があったんです。当初はベトナム人に囲まれてやっていたんですが、徐々に日本人が増えてきて。現在は『ハノイトップチーム』というクラブに所属して、週3回ほど通っています」

柔術は、初心者や女性でも始めやすいところが魅力だ。

「体力があるから、体が大きいからといって勝てるものではありません。どのタイミングでどの技をどう使うか、二手三手の先まで読む必要があります。まるで将棋や囲碁の世界のようですね。痩せるし、ストレス発散にもなるし護身にもなる。やり方さえ間違えなければ怪我は少ない競技だと思います」

年齢的に厳しいと感じつつも、少しでも黒帯に近づくのが現在の目標だ。

「以前バンコクで行われた大会に出場した経験もあります。アジアでは頻繁に大会が開催されるので、機会を見つけてまた参加したいです」

少し寂しく感じているのが、柔術をやっている同世代が少ないこと。

「若い人は多いですが、私の年代になるとほとんど見かけません。現在は58歳、これからも続けていくので、一緒にできる仲間を募集中です」

JCCHホットニュース
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