ベトナムのオフな面々 Vol. 024

気ままに過ごす相棒は
笑顔のウクレレ

素朴で温かみのあるウクレレの音色はリラックス効果も。身にまとった花柄ワンピースとの相性も抜群

オーストラリア在住時代から愛用しているウクレレは、眺めているだけでも元気になれるスマイルマークのポップなデザイン

「ジ・イースタン&オリエンタルティーハウス&コーヒーパーラー/The Eastern & Oriental Tea House and Coffee Parlour」はお気に入りのカフェ。種類豊富なケーキとタイ湖畔の景色が楽しめる

ホスピタリティ業界で活躍を続けるかっこいい印象と同時に、素敵な笑顔と心遣いで周囲を自然と明るくするオーラを併せ持つ。学生時代は、バンド活動でボーカルを務めた。

楽器の練習は、大切な休日の過ごし方のひとつ。ベトナム赴任以前、19年にわたり暮らしていたオーストラリアで購入したウクレレを取り出した。

「ウクレレはオーストラリアの公民館のような場所で開かれていたサークルで、おじいさんやおばあさんに交じりながら習いました。弾ける曲は、『ムーンリバー』。映画『ティファニーで朝食を』の劇中でオードリー・ヘップバーンがギターで弾いていた曲です」

ウクレレを習い始めたのは、ギターよりも習得しやすい弦楽器だったからだ。

「ギターはずっと憧れている楽器です。弾けるようになりたいと長年思ってはいるものの、まだ練習を始められていません。弦楽器はコードを正確に奏でられるようになるまで、道のりが長いですよね。最近教えてもらえそうな方にやっと出会ったので、まずはカタチからということで、小型ギターを購入する予定です」

自宅には電子ピアノもあり、最近は松田聖子の『赤いスイートピー』を弾いている。

「ピアノは3歳の時に弾き始めました。15歳でテニスにのめり込んでから、しばらくは弾いていませんでした」

2020年の2月にふと思いたち、電子ピアノを購入した。

「日本から持ってきた楽譜もありますが、今は弾きたい曲が簡単にウェブサイトでダウンロードができて、便利ですね。ウクレレもピアノも人前で演奏するような腕前はありません。ストイックに練習するのではなく、気ままに好きな曲を好きな時に弾いて楽しんでいます。大好きなワインを飲みながら(笑)」

生楽器の柔らかな音色は、心身の緊張をほぐす、癒し効果があると言う。

「誰かの演奏を聴くだけでなく、自分で演奏することで、とてもリラックスできます。ステイホーム期間は、ウクレレやピアノが相棒のようにそばにあって、本当に助かっています」