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ベトナムでヒットしている日本の8商品をご紹介!
なぜ売れたのか?
どんな理由があるのか?
あなたの会社でも必ず参考になる、日系企業の独自の戦略をリサーチした。

 

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昨年8月、ガムのブランド別シェアでベトナムナンバーワンとなった「ロッテキシリトール」。日本、韓国に次ぐ世界3ヶ国目の快挙の要因は、多面的な戦略だ。

味だけでない多彩な工夫

1女優のニャーフーンさんによるイベント(右は山田社長)

ロッテベトナムの主力商品は虫歯予防で知られる「ロッテキシリトール」。2006年から販売をスタートした。

「ガムのブランド別シェア(ニールセン調査)で、昨年8月末に27.4%となり1位を獲得。12月末には28%となる見込みです」(ロッテベトナム:以下同)

ロッテキシリトールは日本と同じ製法・製品スペック(成分配合など)だが、香味(フレーバー)はお馴染みのライムミント味などに加えて、日本にはないブルーベリー味やストロベリー味など全5種類。形態もベトナム市場に合わせて、2粒入りのピロータイプからファミリーボトルタイプまでを用意した。特に20~30代の女性層に支持され、デートの前や食後のエチケットなどでの使用が習慣化されているそうだ。

「口当たりの良いマイルドなミントフレーバーと、ガムベースの柔らかい噛み心地に加えて、パッケージデザインも差別化の要因だと思います。ホログラムを使ったキラキラしたデザインは魅力的と評価され、『日本№.1ガム』と載せてジャパンプレミアムを強調しています」

また、ベトナム歯科医師会認証マーク(RHMマーク)のプリントは安心・安全を求める消費者から信頼を得、ハラル認証のハラルマークはイスラム教徒に好感を持たれそうだ。共通しているのは、「求めやすい価格で虫歯予防ができる」という付加価値だと同社はとらえている。

販売規模を前年比115%増へ

2スーパーでの陳列棚

マーケティングでは、2008年から毎年U&A調査(消費者使用実態定点調査)をホーチミン市とハノイで実施しており、調査を基に研究・分析を重ねた。新商品開発時は定性調査や定量調査を実施して、よりベトナム消費者が好む味や品質を開発している。

また、近代流通と伝統流通の営業社員が全国に合計約1200名おり、全国津々浦々まで商品を配荷している。

2015年以降は、消費者が率先して情報を取りに行くプル型マーケティングに投資を集中し、テレビCMに加えて、インターネットやスマートフォンを利用したデジタルマーケティングにも挑戦している。

「2015年から20代の男女から人気を集める女優のニャーフーンさんをテレビCMに起用。ブランドのイメージアップに成功したと思っています。今年もベトナム歯科医師会との取組みを強化し、学校やレストラン、スーパー店内でのサンプリング活動や、歯医者を介した啓蒙活動を加速化させます」

小売価格ベースの販売規模は、2015年が21億円(前年比105%)、2016年は23億円(同110%)を見込む。2017年は115%が目標だ。