IT知識基本のき No.033

皆さん、こんにちは。COVID-19の流行により、執筆時点においては在宅勤務が続いています。外出制限もある中、在宅勤務が今後のスタンダードになるのかもしれません。
 
外出ができない中、情報を入手する手段はPCやスマホとなります。修理もままならないので、使用不能とならないよう気をつけたいところです。

セキュリティ対策は
常に万全に

生活スタイルの変化を受けて、コンピュータウィルス(マルウェア)の動きも変わっています。
 
最近のトレンドは、偽サイトへの誘導からの感染です。正規サイトを完全にコピーした偽サイトを閲覧するとマルウェアに感染します。
 
こういう時だからこそ、きちんとウィルス対策ソフトを導入しましょう。日本では年間で数千円する対策ソフトも、当地では千円未満で購入できます。また、変異種や亜種に備え、これらウィルス対策ソフトは日々更新しましょう。

業務効率化ツール
必ずバックアップを

ファイル共有やスケジュール管理などの「グループウェア」と呼ばれるソフトウェアが再び注目されています。最近はソフトの購入ではなく、その利用権を購入するサブスクリプション形式が主流です。
 
使用時は、それらのデータの保管場所(サーバーの設置場所)に注意しましょう。サーバー内のデータは、設置場所の法令が適用されます。
 
また、すべてをサービス上にゆだねず、必ず手元にバックアップを取得しておきましょう。「想定外のサイバー攻撃による被害」は日々、その記録を更新しています。

無料サービスに
気をつけて

無料のサービスを利用する場合は、登録時に表示される、利用許諾契約(EULA)に注意すべきです。とはいえ、読み飛ばして「同意する」をクリックする方もいらっしゃるでしょう。
 
無料サービスでは、運営資金を得るために、利用者の情報を直接的または間接的に販売したり、広告の表示などに利用する場合があるのです。
 
日本でもコロナ禍の働き方として脱ハンコなどが叫ばれています。当地ではサインが主流ですが、時間がある今だからこそ、効率的な働き方や組織運営を考えたいですね。

安藤 究真 Ando Kyuma
大学四年時にサーバーホスティングを提供する(株)チロロネットを設立。2015年にはベトナム現地法人を設立。

Chiroro-Net Viet Co., Ltd.
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