IT知識基本のき No.006

皆さんこんにちは。今回は、よく耳にするサーバー全般について探ってみたいと思います。

用途によって異なるサーバーの種類

◆ウェブサーバー

ウェブサイトのデータを格納し、リクエストに応じてそのデータを閲覧者のブラウザに転送する役割を果たします。これらの機能は、アパッチ(Apache)やアイアイエス(IIS)、エンジンエックス(Nginx)などのソフトウェアを用います。

◆メールサーバー

メールの送信と受信をします。センドメール(sendmail)やキューメール(qmail)、マイクロソフトエクスチェンジ(Microsoft Exchange)などのソフトウェアを用います。

◆データベースサーバー

データを格納し、エスキューエル(SQL)と呼ばれる言語でデータの抽出、参照、挿入、上書き、削除などを行います。エスキューエルサーバー(SQL Server)やオラクル(Oracle)、マイエスキューエル(MySQL)、ポストグレエスキューエル(PostgreSQL)などのソフトウェアを用います。

◆ファイルサーバー

各種ファイルを格納します。イントラネットに設置されることが多く、ウィンドウズ環境ではウィンドウズサーバー(Windows Server)、マック環境ではマックOSサーバー(macOS Server)、混在環境ではサンバ(Samba)などのソフトウェアを用います。ストレージ容量の増設や、アクセス権限を細かく設定することができます。

価格を抑え、手軽なファイルサーバーも

番外編ですが、価格が安価で、かつ手軽に利用できる、NAS(ネットワークアタッチドストレージ)を用いたファイルサーバーもあります。NASはネットワーク上に設置することで、データ共有など、ファイルサーバーとしての機能を提供します。ハードディスクドライブと、コントローラーと呼ばれるファイルサーバーの機能に特化した専用のOSやソフトウェアから構成されています。

次回は、各種サーバーの理想的な環境について、噛み砕いていきます。

安藤 究真
大学4年時にサーバーホスティングを提供する(株)チロロネットを設立。2015年にベトナム現地法人を設立。
Chiroro-Net Viet Co., Ltd.
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