IT知識基本のき No.037

皆さん、こんにちは。前回に引き続き、「サーバーにまつわる略称エトセトラ」と題して、意外と理解していない用語を噛み砕いていきたいと思います。

URL

インターネット上の情報資源(リソース)の場所を示す文字列のことで、Uniform Resource Locatorの略称です。馴染み深いところでは、ウェブサイトのアドレスを指し示す際に使用します。
 
形式は、「プロトコル://ドメイン名(一意なホスト名)」という形式が一般的です。
 
例えば、『週刊SK』のウェブサイトのアドレス(URL)は、https://sk-vn・comとなります。

SSL

ウェブサイトを閲覧している際に、アドレス(URL)欄にカギのマークが出てくることがあります。これは「SSL通信をしていますよ」という意味です。
 
このSSLとは、Secure Sockets Layerの略称で、ウェブサイトと、そのサイトを閲覧している端末との間の通信を暗号化するための仕組みです。通信経路において、盗み見や改ざんをされていない、ということを証明します。アドレスはhttps://から始まります。

SSL証明書

サーバー証明書とも呼ばれ、SSL通信をする上で、「通信の暗号化」と「ウェブサイトを公開している人または組織の実在証明」の役割をもつ電子証明書です。
 
このサーバー証明書は、認証局と呼ばれる組織が発行します。これをサーバーに組み込むことで、このウェブサイトは認証局(第三者)に認証されていることを証明できます。つまり、なりすましを防止できます。顔が見えない通信手段だからこそ、「なりすまし」防止などのセキュリティ対策がなされているのですね。
 
皆さんが普段、情報源として活用しているウェブサイト。人から聞くのとは異なり、顔も知らない人の発信した情報を読み、そして同時に自身の情報を送信しています。だからこそ、「通信の暗号化(盗み見や改ざん防止)」と「なりすまし防止」などのセキュリティ対策がなされているのです。

安藤 究真 Ando Kyuma
大学四年時にサーバーホスティングを提供する(株)チロロネットを設立。2015年にはベトナム現地法人を設立。

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