ベトゴルことはじめ Vol.60

ミスショットの
原因を考える

今回は自宅で出来る練習方法の第2弾です。
 
私の住むダナンは外出禁止で1日中家にいます。幸い住居兼ゴルフショップなので、ショップ内の練習ネットで毎日練習をしています。
 
ひたすら3m先の的に向かって打つわけですが、大切な事に気づきました。「目の前のボールに意識が行き過ぎると、ミスショットが起こりやすい」ということです。
 
では、何が大事か? それは「イメージすること」です。タイガー・ウッズが、あるレッスン番組で話していました。

「僕はピンをターゲットにしない。大切なのは、どんな球筋で、どこに落とすか決めること」
 
私たちアマチュアは、ついピンにばかり目線がいきます。もちろん、ピンを狙える位置にボールがあれば、出来るだけピンの近くに寄せたい。しかし、漠線とピンに向かって打っても良い結果は出ません。
 
ピンの位置はあくまでも情報の1つ。ボールのライ、風、残り距離など、総合的に判断し、打ち方(球筋)、落し所、その後どう転がるかをイメージして、ショットを行うことが大事です。ティーショット、ロングのセカンドなども一緒です。

家でできる練習は
「ルーティーン」

私の場合、自宅でできる練習方法は「ルーティーン」です。
①ボールの飛球線上の後方に立つ
②前述のイメージを作る(ミスしたショットの状況や、苦手なホールを想定)
③ボールを見てアドレスに入る。打ちたいボールのイメージや、ボールがある場所の傾斜、ライなどを想定
④もう1度ターゲットを確認、球筋をイメージ
⑤再度ボールを見て、テイクバックに入る
 
これが一連の動作です。アドレスに入ったら、私はクラブヘッドを小さくですが常に上下に揺らします。足を左右に踏む、大きくワッグルするなど人それぞれです。体を止めないようにテイクバックの動作へ入りやすい方法を見つけてください。その後、前回の「10秒間スイング」に入ってもいいでしょう。
 
決して自分の打てない球筋をイメージしないこと。コースでは、まずは得意の球筋で打てるかが最優先です。
 
この練習で、自分の苦手な状況や球筋がわかってきます。それを練習し、自分の引き出しを増やしていくのです。

香西 保宏 Kozai Yasuhiro
2011年よりダナンを拠点にドラゴンゴルフを運営。ゴルフ場の予約・送迎サービスやコンペのアレンジ、ゴルフ用品のレンタル・販売を行う。
DRAGON Golf
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