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ベトナム芸能事情　ここだけの話！　No.50

日本への関心から
北海道に留学

「日本が好き」と言うベトナム人のタレントやアーティストは大勢います。片や実際に日本へ来たことがある人、住んだことがある人は少ないです。
　
今回は紹介するのは、１９９８年生まれのベトナムのトップアートディレクター、ベン・ファム（Ｂｅｎ　Ｐｈａｍ）です。19歳の時に、ベトナム映画『目を閉じれば夏が見える／Ｎｈａｍ　Ｍａｔ　Ｔｈａｙ　ＭｕａＨｅ』の撮影で北海道の東川町に２週間滞在。これをきっかけに、日本留学を決心し、実際に９ヶ月ほど留学生として札幌に住みました。
　
留学資金は親からの援助ではなく、アートディレクターの仕事をして貯めたそうです。
　
10代のベトナム人が、親の援助なしに貯金をし、物価の高い日本に留学するってすごくないですか？　ちなみに映画では、コンビニの店員を演じていました。

写真は北海道神宮。「機会があれば仕事で日本に行きたいです」

ソン・トゥンの
事務所の所属に

師匠みたいな人はいたそうですが、基本的に独学のようです。年齢に関係なく、数字が出せる（ヒットする）作品が作れると、一気にトップアーティストから仕事のオファーが殺到するのがベトナム。ベン・ファムは近年、ヌー・フオック・ティン（Ｎｏｏ　Ｐｈｕｏｃ　Ｔｈｉｎｈ）、チー・プー（Ｃｈｉ　Ｐｕ）などトップ歌手のＭＶのアートディレクションを担当しています。やはり、みんな勝ち馬に乗りたいんですね。
　
これらの実績に加え、さらに注目されることが起きました。トップ歌手のソン・トゥンＭ-ＴＰ（Ｓｏｎ　Ｔｕｎｇ　Ｍ-ＴＰ）の事務所に所属することになったのです。ソン・トゥンに仕事ぶりを見込まれ、ＳＮＳでツーショットが上げられるまでに。多くのウェブニュースにも取り上げられ、またたく間に有名になりました。
　
裏方であるアートディレクターが、ここまで注目されるのは珍しいことですね。

清水 一行　Shimizu Kazuyuki
グルーピーベトナム
ベトナムの女優やタレントのマネジメントを担当。
日本在住の大人気ベトナム人ユーチューバー、 クイン・チャンＪＰの問い合わせをお待ちしております！
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