SK人事部 採用・教育虎の巻 其の百三十二

長期にわたる社会的隔離が終了し、ベトナムはこれまでの「ゼロコロナ」から「ウィズコロナ」へ方針を切り替え始めました。
 
この転換は求職者の意識にも少なからず影響を与えています。今回は現在のベトナム人転職希望者の傾向をご紹介します。

転職希望者の
動機とは

新型コロナウィルスの蔓延や社会規制は転職市場を鈍化させます。一方、そういった状況下でも、転職を希望する層は一定数おり、以下が多くなっています。

◇失業者
これについて語る必要はないでしょう。生活のために何とか仕事を得なければならない相談者は相当数います。

◇現職の先行きが不安
コロナの影響を受けて、どうも現職企業の先行きが怪しい。であれば、より安定した働き先を水面下で探しておきたいという層です。

この層は待遇面において現職レベルを維持したがる傾向があり、面談でもある程度の余裕を感じさせる印象を与えます。社会規制の緩和により、従来の転職希望者が今後どの程度増えてくるかは注目したいところです。
 
求職者からの問い合わせで多いのは、「この会社はリモートワークがありますか?」という質問です。時世を反映した質問だと思います。
 
理由としては、感染対策として会社がどの程度柔軟に対応できるかの確認です。最近では、地場企業の一部が有事でなくてもリモートワークを常態化させていることも挙げられます。
 
ベトナム人にとってリモートワークのノーマル化が進んでいることが窺えます。

リモートワークに
対する意識

ベトナムではリモートワークはそれなりに市民権を得ており、社会的隔離の有無にかかわらず新しい働き方として定着する可能性があります。
 
昨年からの強制的なリモートワークにより自宅での就業環境を確立させた人は多く、出社と在宅ワークの両立を好むベトナム人も多いものです。
 
ニューノーマルとしてベトナム社会も早期の切り替えを実現させていっています。それに合わせた「就業形態のニューノーマル」も既に始まっています。
 
この変化に柔軟に対応できる企業は、今後の採用活動で優位に立てると言えるでしょう。

【SESSA VIETNAM CO.,LTD】
稲田 琢磨  Inada Takuma
日系、越系人材会社にて計8年就業。人材紹介、ビザ、労務相談などに定評。

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