SK人事部 採用・教育虎の巻 其の七十八

海外転職希望者は年々増加傾向に

皆さんこんにちは、リーラコーエンベトナムの八木です。大学卒業後リクルートキャリアで営業を経験した後、リーラコーエンに転職し、現在ホーチミン市とインドを担当しています。海外6都市で生活や人材ビジネスをしてきた経験から、海外転職についてお話させて頂きます。

日本から海外への転職数は年々増加傾向にあります。日本国内は残念ながら、あまり明るい未来のニュースがありません。そんな雇用マーケットで「どこにでも通用する人材になる」「英語を使って仕事をしたい」という理由で海外を志望する人々は増えています。そんな中、必要とされるスキルは以下の3つです。

・語学(主に英語)
・コミュニケーション
・専門性

専門性に関してはその分野に精通しているだけなく、日本流の社内コミュニケーションを熟知している、というのも専門性の1つと言えるかもしれません。

現地採用者が長く働ける制度を

海外で活躍する人の特徴は海外就職を目的にしていない人たちです。海外で働くことを目的にすると、就職が叶った時点で、その後のキャリアや、未来に対して貪欲になれないケースがあります。

他方で、多くの日系現地法人が現地採用の求人を出していますが、条件面が1人で現地に来ることを想定したものが多く、現地採用の方に長期的に活躍してもらうには、現地国の年金制度の加入など、未来の観点の制度設計が必要になるでしょう。

現地法人に母国の人がいるケースは世界中見ても多くあります。日本国内の外資系企業でも、母国の方々が働かれています。もちろん、それ以外の国の方も。おそらく日系企業も「現地化」と言っても、すべての法人が現地の方々だけで運営するのは現実的ではないと思います。将来的に駐在員を減らすというのが、本社からの至上命題だとしても、日本人が長期に働ける環境と制度は今後必要になってくるといえます。

八木洋平 Yohei Yagi

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