SK人事部 採用・教育虎の巻 其の八十四

日系企業の進出増加に伴い、雇用は増加傾向

皆さんこんにちは、リーラコーエンベトナムの八木です。

今回は日系企業のベトナム人採用について少しお話をさせて頂きます。

多くの方が言われる通り、ベトナム人は親日の方が多いです。実際、ベトナム人の訪日観光は2019年は昨対比27・3%の49万5100人と増えていて、また日本で働く外国人の数でいうとベトナム人は2018年時点で約31万人と中国人に次いで2位となっています。日本に行く人達は年々増加傾向にあります。

では、在ベトナムの日系企業で働くベトナム人の人たちはどうでしょうか。このデータをとっている公的な統計は無いのですが、日系企業の進出増加に伴い、ベトナム人の方々が日系企業で働く機会は増えています。日系企業を選ぶ人は、やはり日本語を使って仕事がしたいという人が多いです。そしてエンジニア系の仕事であれば日本の技術を学びたいという人も多くいます。ただ、こういった日本語✕エンジニアみたいな人たちの採用はベトナム国内では徐々に難易度が上がっていくでしょう。なぜなら日本での就業機会が増えていて、日本で働いたほうが条件もよいためです。

日系企業は魅力的か考える

残念ながら雇用条件(特に給与)という点では、採用のマーケットに置いて日系企業の優位性はなくなっているのが現実です。これはベトナムだけでなくアジア各国で同様の事が起きています。

条件で魅力を作れないのであれば、選考の流れを早くする。面接でのもてなしをして、自社に興味を持ってもらう。また会社の魅力、仕事の魅力、人の魅力をアピールする、等など。

日系企業という枠組みではなく、自社の魅力を再定義して、しっかりと求職者に伝えることがいい人を採用する上で大切になってきています。

八木洋平 Yohei Yagi

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