注目若手アートディレクターの ギンカちゃん　Vol. 23

アニメオタクのキュートなギンカちゃん

摩訶不思議なバー
「円都」をデザイン

２０２１年10月末にホーチミン市１区のグエンティミンカイ通りから路地を入った場所に、ひっそりとオープンしたバー「イェンタウン／円都」。
　
秋葉原や原宿のような、でも、日本には絶対にない不思議な空間のデザインを担当したのは、ベトナム人アートディレクターのギンカちゃんです。
　
ギンカちゃんは日本への短期留学でアートとデザインを学び、モデルの経験もあるという才能溢れた女の子。来年入籍予定の婚約者テディさんが、このイェンタウンのマネジャーを務めています。
　
小さな頃から日本のアニメが大好きなギンカちゃん。彼女が勉強のために日本へ渡った際、離れ離れになるのが嫌だったテディさんは、彼女を追いかけて日本で働くことにしたんだそう。
　
ギンガちゃんの留学期間は４ヶ月でしたが、テディさんはそのまま３年間、日本で働き続け、結局は遠距離恋愛に。今ではギンカちゃん以上に、日本語や日本文化に詳しくなったそうです。

インタビューの様子はYouTubeをチェック！

アート集団が集う
オルタナスペースへ

ギンカちゃんが店舗のアートディレクションを手がけるのは、今回が３店舗目。ひとつ目はメイド喫茶、２軒目はカフェでした。
　
しかし、メイド喫茶は既に閉店。カフェもコロナ禍で臨時休業中。それでも、今まで培ってきたスキルとセンスを活かして、「イェンタウン」を完成させ、オープンわずか２ヶ月であっという間にベトナム人インフルエンサーが注目する話題のスポットになりました。

「イェンタウン」のバースペースで楽しめる〝映え〟カクテルはどれも本格的で、見た目が楽しいだけじゃないのも魅力。
　
現状が完成形ではなく、今後はベトナムの若手デザイナーによるアパレルブランドを販売したり、カフェスペースでアーティストとコラボして、展示会やライブなども企画していきたいとのこと。様々な分野のクリエイターたちの情報発信の場として、目が離せないこと間違いなしです。

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