【ベトナムIT】ウィルス対策ソフト、 導入の手間と費用は？

IT知識基本のき No.034

皆さん、こんにちは。今回は読者の方からウィルス対策について質問をいただきましたので、お答えします。

ソフトの相場と
使用開始の方法

ウィルス対策ソフトは、各社が様々な製品を提供しています。
　
ベトナムのパソコンショップで購入できるソフトウェアには、次のようなものがあります。
◇「アンチウィルス／Ａｎｔｉ︲Ｖｉｒｕｓ」、カスペルスキー（Ｋａｓｐｅｒｓｋｙ）社、20万ＶＮＤ（１年）。アンチウィルス機能のみ。
◇「インターネットセキュリティー／Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｓｅｃｕｒｉｔｙ」カスペルスキー（Ｋａｓｐｅｒｓｋｙ）社、33万ＶＮＤ（１年）。アンチウィルス機能に加え、プライバシー保護などの機能が追加。
◇「Ｎｏｄ32アンチウィルス／Ｎｏｄ32 Ａｎｔｉｖｉｒｕｓ」イーセット（ＥＳＥＴ）社、15万ＶＮＤ（１年）。アンチウィルス機能のみ。
　
オンライン購入は、アマゾンなどを利用するといいでしょう。
　
ウィルス対策ソフトは、各社とも有効期限があり、都度、更新の必要があります。初回のインストールを実行すれば、ソフトがパソコンに装備されます。特に設定を変更しなければ、変異種や新型に対応できるよう、最新版のウィルス定義ファイルを自動的に更新します。
　
ちなみに、ウィルスはメール経由で感染するとは限りません。週末などパソコンを利用しない時には、パソコン内の全ファイルをスキャンするといいでしょう。

個人情報漏えいの
被害はある？

昨今、流行しているウィルスに「エモテット／Ｅｍｏｔｅｔ」があります。感染すると、メール送受信ソフト内の「全メール」「添付ファイル」「アドレス帳」が外部に流出します。それらの情報を組み合わせ、「偽メール」が、感染したパソコンから「正規ユーザー」として大量送信されます。
　
大量のメール送信だけが注目されがちですが、実は立派な「個人情報漏えい」事案です。
　
これもウィルス対策ソフトを導入し、常に最新版に保っておけば、ある程度防げます。被害者から加害者になる前に、十分に注意しましょう。

※金額はメーカー希望小売価格。店舗等での実勢価格とは異なる場合があります。

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