JAPAN FAIR 2016 in Vietnam
「ジャパンフェア in ベトナム」の舞台裏
日系コンビニ等を窓口に日本製品を販売する「ジャパン・フェア in ベトナム」が、11月1日から1ヶ月開催する。JETROとして、世界的に初の試みだ。24都道府県から32社が参加し、78品目を販売。73品目が食品で、そのうち53品目がベトナム初輸出となる商品となる。主催したJETROと協力する小売各社の担当責任者が、その舞台裏を語る。
一味違う!小売り各社の仕掛けと想い
ファミリーマート
アイスに注目!日本のクオリティを紹介したい
General Manager
Merchandise & Marketing Department
Operation Department
山内 弘久氏
プロモーション専用の棚に商品を並べて、一部の店舗では「日本のアイス専用クーラー」(アイスケース)を置く予定です。特にアイスのニーズには注目しています。ベトナムではアイスの新商品があまりありません。今春販売された「キットカット」のアイスは少し値段は高かったのですが、驚くほど売れました。少し高くても買ってくれる素地があるわけです。
日本のアイスで、日本商品の高品質をアピールしたいです。タイでは日本製アイスが大ヒットして供給が追いつかないくらいと聞いています。ベトナムでもこんなムーブメントが起こればうれしいです。
略歴 1996年にファミリーマートに入社。宣伝、マーケティング、中食、地区商品などを担当し、2016年6月より現職。 |
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ミニストップ
駄菓子がユニーク、理解してもらうことが大切
今回の商品には駄菓子が多く、自分で作るなど面白いものもある。単価が安いのも歓迎です。海外メーカーの高級品だと、高すぎて売れない傾向がありますから。ただ、説明が日本語なので内容を伝えるのが難しい。まずは理解が大切なので、一部商品にはベトナム語で商品説明POPを展開し、また、全店舗にプロモーションの人たちが付くのは大賛成です。
プロモーションゴンドラの専用棚やアイスケースなどで販売しますが、イートイン席でも飲食してもらいたいですね。日本発の商品を多く知っていただき、継続して売れる定番商品を作りたいと思います。
略歴 1982年にミニストップに入社。店舗勤務、海外本部勤務などを経て、2014年9月ベトナムに赴任。2015年4月より現職。 |
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イオン
特売品「エンド」で強調、品揃えが広がる
いくつもあるゴンドラ(棚)の端には特売品などを置く「エンド」がありますが、加工食品などをここに並べる予定です。お客様も特売品のコーナーと知ってますし、目にも付きますからね。
お客様の95%を占めるベトナムの方々から、「日本の商品を増やしてほしい」という声をよく聞きます。フェアでは今までにない日本の商品が多くあるので、品揃えの幅が広くなっていいですね。
イオンではおよそ四半期ごとに日本商品のフェアを開催していますが、今回のフェアはそのひとつ。アクセルを踏んでやってみようと思います。
略歴 1989年にジャスコ(現イオン)に入社。デリカ(惣菜)などを担当し、2011年4月より現職。食品商品部を担当。 |
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