【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】日本人エグゼクティヴ層の採用トレンドとは

SK人事部　採用・教育虎の巻　其の二十四

皆さま、こんにちは。今回のコラムを担当するリクルートベトナムの倉本です。

今回は、日本人のエグゼクティヴ層の採用に関する最近の傾向をテーマに書きたいと思います。

給与相場とターゲットとなる候補者とは？

ベトナムにおいてのエグゼクティヴ層の採用の場合、ベトナム法人の拠点責任者、もしくは製造業などの工場責任者の２つのケースがあると思います。

どちらの場合においても給与としては最低でもグロス（所得税等を含む給与）３０００ＵＳＤから４０００ＵＳＤ以上で、ターゲットとなる候補者は日本を含むベトナム以外の海外にいる方が大半となります。

優秀な候補者を採用する場合は、ベトナム現地法人採用ではなく、日本と同水準の待遇か、日本法人採用を検討する必要があります。

採用の中でお互いを見極める

採用する上での注意点としては、面接、選考の過程で企業も求職者から厳しい目で判断をされるという点です。

そのため、若手の営業職の採用と同じように、求職者の能力や人物像が業務内容と会社にマッチするかどうかという視点のみで進めるのはリスクがあります。

エグゼクティヴ層の採用の場合は、キャリアを積み上げてきた30代からシニア層までの方が対象となります。仕事の責務ややりがいだけでなく、家庭や生活水準など、守るべきものも多く、求職者側は採用フローの中で企業の“良し悪し”を見極めようとします。

企業側は選考する立場という意識だけでなく、求職者からも企業を判断されるため、面接で上手に自社の魅力を伝えられる企業は良い採用ができるといえるでしょう。

募集の際の企業情報も重要ですが、求職者と直接話ができる面接で、面接企業の魅力となる今後の事業展開や求職者に期待する業務内容などを伝えながら、うまく自社の良さを伝えましょう！