お化けが怖くて涙が止まらない…


撮影/大池直人

―― ホアン・イエン・チビというニックネームですが、「チビ」はどういう意味ですか?

イエン 初めて女優としてデビューしたシチュエーションコメディ「水晶ウィンドウ」(Cua So Thuy Tinh)の役名です。「チー」(Chi)という名前で、明るくて、ハキハキした性格の女の子ですが、ビー玉(Bi)のように丸々太っているので、「Chibi」というニックネームが生まれました。その役が人気になって、それ以降、「ホアン・イエン・チビ」と呼ばれるようになりました。

―― デビューのきっかけは?

イエン 知り合いが紹介してくれました。「この役はあなたにピッタリだよ。オーディションに行ってみて」と。そうしたらキャスティングの時にいきなりに、「1ヶ月に10日間ぐらい撮影するけど、時間は作れる?」と聞かれました。私まだ高校生だったので、「何とか調整します」としか答えられませんでしたが、結局、主役をいただくことになりました。

―― 映画にも挑戦していますね。

イエン はい。出演しているスリラー映画の「妄想」(Am Anh)は6月の公開です。自分が父親の死を引き起こしたという妄想をずっと持っている役です。初めての映画ですし、本来の自分と全然違った性格の役なので、色々と工夫しました。霊園で撮影し、お墓を父親だと思いながら、抱きしめて泣くシーンがありました。私は元々お化けが怖いので、怖すぎて、思わず涙が止まらなくなりました(笑)。

―― 歌手活動も始めました。

イエン リアリティショーの「スターアカデミー」(Star Academy)で、2位を受賞したことがあります。12名の参加者が番組の用意した豪邸で、3ヵ月間の共同生活をするんです。インターネットや電話はほとんど使えず、外の世界から遮断されて、ゲストの歌手、プロデューサー、モデルから、ヴォーカルやステージ上の演奏などを教えていただきました。毎週学んだそのスキルでステージで歌って、審査員と視聴者が評価し、勝者が残っていく。ここで歌手として成長できました。

日本酒を飲んだのはお肌にいいから


―― ハノイ出身ですが、どうしてホーチミン市で活動を?

イエン キャリアアップのためです。私は新しい環境に慣れるまでにすごく時間がかかるタイプなので、色々悩みました。ですが、自分からチャレンジして、新しい体験を得るためにこう決めました。今でも、これが正しい選択だと思っています。

―― イエンさんの趣味は?

イエン ショッピングと海外旅行ですね。スウェーデン、ロシアとタイしか行っていませんが、これからは色んな国に行きたいです。日本では満開の桜の写真を撮りたいと思っています。そういえば、日本のお酒を飲んだことがありますよ。お肌にいいと聞きましたので、飲んでみました。

―― 今後はどんな活動を?

イエン 引き続きドラマや映画などで、女優として活躍していきたいです。同時に歌手として、自分の誕生日にアルバムをリリースするのが夢です。その実現のために、今は頑張って準備しています。

Sĩ Thanh/シー・タン

歌手、VJ、女優。1986年生まれ。2010年から「YANTV」のVJを務め、歌手としても活躍。2014年6月に「Can ho so 69」で女優デビュー。好きな外国の歌手はブリトニー・スピアーズ。