IT知識基本のき No.003

ccTLDとgTLDの例

皆さんこんにちは。今回は、IPアドレス(数字)を置き換えるドメイン名について、噛み砕いていきます。ドメイン名はいくつかの種類に分類されますが、ここでは、身近なccTLD(国別コードトップドメイン)と、gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)を紹介します。

国別コードトップレベルドメイン(country code Top Level Domain)は、ドメイン名の末尾にISO3166による国名コードが付与されます。そして、それぞれの国のドメインを管理するレジストリ(例えば、日本の場合は「日本レジストリサービス」)がその詳細を決めています。一般的に、その国や地域にある団体(または在住している個人)しか取得できないという制限があります。

一方、ジェネリックトップレベルドメイン(generic Top Level Domain)は、ドメインの末尾に国別コードが付与されないドメイン名です。

日越のセカンドレベルドメイン例

ドメイン名の使用権は、先願主義であるため、有名な名称などはすでに使用権を取得されている場合があります。一方で、不正な目的で意図する文字列のドメイン名が取得されている場合もあります。そのため、ドメイン名紛争手続きという制度もあります。

また、ドメイン名の使用権は有効期限があります。有効期限が切れたドメイン名は、45日間の猶予期間を経て、また誰でも取得申請ができる状態になります。

次回は、このドメイン名でアクセスするとウェブサイトが表示されたり、電子メールが送受信できる仕組みを噛み砕いていきます。

安藤 究真
大学4年時にサーバーホスティングを提供する(株)チロロネットを設立。2015年にベトナム現地法人を設立。
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