SK人事部 採用・教育虎の巻 其の六十七

みなさま、お世話になります。パーソルベトナムの中野でございます。

年度も変わり、この4月にベトナムに赴任された方も多くいらっしゃるかと思います。

弊社は現地の人材会社を買収して進出しており、進出当初べトナム人100人程度の中で、唯一の日本人として働いた経験をもとに、ベトナムで働く上で、まず気を付けるべきことについて今回はお伝えします。

時間に対する意識や認識の違い

まず最初に驚いたことが、週に1度の会議が時間通りに始まらないことでした。9時開始の場合、だいたい9時半頃から会議が始まります。時間への意識が希薄であることが、社内の問題に留まれば良いのですが、当時は候補者の面接の遅刻も多発し、業務にも支障が出ていました。

時間に対して寛容な国民性と言ってしまえばそれまでですが、業務に影響が及んでは元も子もないので、面接の際は、「原則遅刻厳禁」。遅刻する場合は事前連絡を必須化するなど、ルールを整備し、徹底することが重要となります。

また、こちらに来た当初、「○日までにお願い」と依頼したことを納期まで任せっきりにしておくと、締め切りに痛い目に合うことがしばしばありました。納期を守らなかった際に起こるリスクや弊害を説明し、納期を守ることの重要性を理解してもらうこと、かつ依頼側も能動的に進捗確認をすることが重要になってきます。

マニュアル化やルール化がおすすめ

基本、メモを取る習慣がないため、何回も同じ質問をされることが多々ありました。メモを取ることを勧めるのはもちろんのこと、ある程度頻繁に聞かれることについては、Q&A化してマニュアルを作成した方が、後々の重複質問を避けることになり、業務効率も上がります。

一方で、ベトナムで仕事をしていると、ベトナム人のエネルギーや勉強熱心なところ等、力をもらうことが多々あります。私自身ベトナムで働くことは好きですし、新しく来られた方もベトナム人とともに事業発展を目指して頂ければと思います。

中野 祐一

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