SK人事部 採用・教育虎の巻 其の四十七

ベトナムから日本への転職について、より日本の現状を踏まえた内容をお伝えするため、GAコンサルタンツの協力会社であり、女性グローバルリーダーの育成・活用を進めるスパイスアップウーマンCEOの伊東真由さんにお話を伺いました。

自分の強みを自覚し、言葉でアピールを

奥平 ベトナム就業経験は日本で評価されますか?

伊東 ベトナム就業経験者に興味を持つ企業は多いです。着目ポイントは「先進国とは異なる環境での経験」、「異なる国籍の人と働いた経験」、「海外での人脈づくり」、「語学力」などです。これらをしっかりとアピールすれば、引く手あまたと考えて良いですね。

奥平 他の国からの日本転職も支援している伊東さんが感じる、ベトナム経験者の傾向は?

伊東 ご自身の強みに気づいていない方が多いです。ベトナムでの就業は先進国と異なり、混沌の中で自分で考え、行動しなければいけない場面が頻繁にあります。こういった環境で培ったマインドやスキルは大きな強みといえます。

転職の目的がご自身の考えではなく、世間一般的な「べき論」に置き換わっている方も見受けられます。「べき論」に捕らわれると、帰国しても「何かが違う」と、もやもやする結果に。自分自身の心の声に耳を傾けられているかどうかも大切です。

帰国後の電車通勤、スピード感、仕事量を不安視する声もありますが、すぐに慣れるので、必要以上に心配しなくても大丈夫です。

奥平 日本への転職における留意点は?

伊東 選考の最終段階になると対面面接を実施する企業が多いです。また、場合によっては本帰国後から1ヶ月以上は転職活動期間となるため、スケジュールの調整、資金の準備は念頭に置いておきましょう。

伊東 真由
奥平 未来

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