SK人事部 採用・教育虎の巻 其の七十九

環境を選ばない持ち出し可能な力

この度こちらのコラム初登場となります、ドッツの笠松です。どうぞよろしくお願いします。長く人材紹介業に携わってまいりました。現在は独立し、HRコンサルタントとして日々奮闘する傍ら、G.Aコンサルタンツのお手伝いをさせていただいております。ベトナム歴5年、女性としてマネジメントに携わった経験などから、皆さんに役立ちそうなTipsをお伝えできたらと思います。

つい最近、ドッツとして参画したセミナーで「ベトナム経験から醸成されるポータブルスキルとはどんなものがあるか?」といった内容でお話しする機会がありました。「ポータブルスキルとはなんぞや?」という方もいらっしゃるかと思います。ポータブルスキルとは、「業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な能力」のことで、個人の能力を表現する際に「履歴書などに記載できる資格や知識(テクニカルスキル)」と対を成すものといわれています。

個性に合わせてスキルを伸ばす

異国の地でバックグラウンドの異なるスタッフ・メンバーを統率する責任者として着任し、環境に慣れる間もなく、「よーいどん!」で指導・育成することになったら。初マネジメントがこのベトナム赴任とセットだったら…。こんな時、下支えしてくれるのは、他でもない自身のポータブルスキルだと私は考えます。専門性の高いお仕事に就かれている方にとっては経験や、知識が何よりも重要だということもあるでしょう。とはいえ、テクニカルスキルは一朝一夕で身に就くものでもなく、場合によっては国が変わるとレギュレーションも異なり、通用しないことも。一方でこのポータブルスキルは、環境を選ばず、帰任や、他国へ転勤となっても、通用する能力としてずっと重宝することでしょう。

ポータブルスキルは大きく3つに分類し、そこからさらに24種類に分け、それぞれの個性にあわせて、伸ばします。機会があれば具体的なスキルについてお伝えしたいと思います。

ドッツカンパニーリミテッド
G.Aコンサルタンツベトナム
笠松薫里

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