【ベトナム株】
８月のＶＮインデックス 強力な反発で10.43％上昇
SSI証券のベト株探訪記 No.031
８月の流動性は前月比16％増
新型コロナウィルスの予期せぬ再流行により株式市場が７月に下方修正した後、８月のＶＮインデックスは強力な反発を見せ、10・４３％上昇し、８８１・６５ポイントで終えました。
市場では政府保有株式の売却に関するニュース（政府保有株式の売却に関する３つの法令はまもなく改訂）や株式取引に関する中央清算システムの適用、ＵＰＣＯＭ株式のデイトレーディングの許可、空売り、マージン取引（マージン・ローン）などの新しい通達草案と法令草案に注目が集まりました。おそらく、法令の実施までにはまだ長い道のりがありますが、これはベトナム株式市場が国際基準に近づくためのプロセスであることを示し、さらなる成長をもたらすと考えられています。
８月最終週には潜在的規模が１億６０００万ＵＳＤの台湾の新しいＥＴＦのニュースが公表され、投資家から注目を集めました。ベトナム国内の投資家は、中小株からＶＮ30株と外国所有制限に達している株に切り替えたことで、３つの取引所の８月の流動性は、２億２２００万ＵＳＤで、前月比16％増、前年比43％増となりました。一方、外国人投資家は、国内の投資家とは正反対の動きを見せました。8月 、外国人投資家は総額１億５９００万ドルの純額を売りました。売り越しトップ銘柄はＣＴＧ、ＨＰＧ、ＶＣＢ、ＶＲＥ、ＶＮＭで、買い越しトップ銘柄はＶＨＭ、ＰＬＸ、ＦＵＥＳＶＦＶＮＤ、ＰＨＲ、ＨＤＢ。流出は主にアクティブなファンドのポートフォリオの再編によるものでした。一方、ＥＴＦ純流入額は、主にダイヤモンドＥＴＦを通じて、１８３５万ＵＳＤに達しました。
政府は新型コロナによる経済的ショックを和らげるための景気刺激策を実施し続けており、２０２０年の年始８ヶ月の公共投資は、前年比30・４％増加（２０１９年の年始８ヶ月は前年比５・４％増）。年間計画の47％を達成しています。
分析及び投資コンサルセンターのマネジャー。シドニー大学で修士、ハノイ貿易大学で学士号を取得。2007年より現職。
Saigon Securities Inc.
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