SK人事部 採用・教育虎の巻 其の四十九

思い切って現地採用として海外にやってきたものの、「今後のキャリアはどうなるんだろう…」。仕事や生活は充実していても、時にそんな漠然とした不安にかられることはないでしょうか?

その理由の1つに恐らく現地採用と駐在員との間の待遇格差もあるのかもしれません。以前は私もよく悩んでいましたが、そんな方々に朗報です。

27〜30歳でキャリアアップに成功する人も

実は今、そんな海外就職経験者が日本で高いオファーを受けているのです。私と同世代で現地採用で勤務していた友人たちも日本に本帰国した際に、27〜30歳で事業部長に就いたケースや、大手経営コンサル会社に入社する人、親会社で本社採用されるなど華々しい凱旋を遂げています。

海外での勤務経験者に求められるスキル

理由は日系企業のグローバル化が起きているからです。余力のある会社はこぞって優秀な外国人や海外勤務経験者を採用しており、海外進出や海外取り引き、日本国内の外国人マネジメント等、海外での就労経験者が必要とされているポジションは多岐にわたります。

ただし、一概に海外で経験を積んでいれば誰でもいいという訳ではありません。

前提として、本帰国後の転職先が日系企業である場合は転職回数が多すぎるのはNGですが、基本的には以下の2つが評価されます。

①海外で営業活動をした経験(特に外国人との取り引き経験)

②外国人のマネジメント経験

幸い、①も②もベトナムで真面目に仕事をしていればほとんどの方が経験できる業務かと思います。もちろん、ただ漫然と業務に取り組むだけではなく、成果も大事です。

海外での勤務経験が評価される一方、自身の能力を過大評価してしまうリスクもあります。地道に、着々と実績を積み上げていかなければいけません。

いつか本帰国をし、日本での就職を考えている方は以上のことを意識され、少しでも今後の人生設計のご参考にして頂けば幸いです。

室井匡人

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