SK人事部 採用・教育虎の巻 其の二十四

若手のベトナム転職、最近の傾向は?

皆さま、こんにちは。今回のコラムを担当するリクルートベトナムの横沢です。今回は、ベトナムで活躍する日本人若年層をテーマに書きたいと思います。

最近は日本人の20代から30代前半の若年層の活躍が目立ち、日系企業様からも多くの採用依頼をいただいています。若手日本人の活躍の場は営業職、もしくは営業事務・総務職などが多く、男女の割合を比較すると女性のほうが多いようです。

勤務地で比較した場合、ハノイよりホーチミン市により集中しており、ホーチミン市に進出しているIT業界やサービス業界では未経験から応募できる求人が多いことも影響しているようです。

そういった求人に応募する人材の傾向として、大学卒業後、日本で3年程度の社会人経験を積み、「海外で働きたい」という憧れから、転職を希望するというパターンが挙げられます。

日本での社会人経験で社会人としてのマナーや顧客対応力などを身に付けている一方で、海外で今後どのようなキャリアを築いていくかなどの明確なヴィジョンが描けていない方も多いのが実状です。

そのため、これまでの社会人経験をもとに可能性のある仕事にできるだけ応募し、転職活動を通して自身のキャリアの方向性に合う仕事を見出そうとする傾向が強いです。

採用時にどのようなアプローチが有効か

採用する企業側は、今後のキャリアの可能性や、仕事を通して身につけられるスキルなどを面接の場などで丁寧に説明し、仕事と会社の魅力に加え、キャリアパスをできるだけ具体的に伝える必要があります。

採用後のパフォーマンスによっては、日本本社採用への切り替えがある場合は他社との差別化となり、求職者にとって大きな魅力になります。また、研修や日本本社での短期トレーニングなどのサポート体制があれば未経験でも活躍のステップアップにつながる可能性が大きくなります。

RGF HRエージェントベトナム 横沢 朋
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