SK人事部 採用・教育虎の巻 其の百四十一

採用においては公ではないにしろ、性別や年齢に制限を設けることがありますが、その制限理由によっては優秀な人材と出会う機会を損失することに繋がります。
 
今回はベトナム人採用における性別、年齢について改めて考えてみるべきポイントについて、お伝えします。

かつての性差は
感じにくい

「ベトナム人女性は真面目で働き者。一方、男性は…」という評価を聞いたことがある方は多いと思います。しかし、現代において女性と男性を比較して評価するのは難しくなってきたと感じています。
 
最近の若い男性は、いわゆる男性的な娯楽や嗜好品を嗜まない人が増えましたし、家庭内での躾も男女平等が一般的となりました。この傾向は都会で生まれ育った人において特に顕著となっており、育ちという観点で男女差がなくなってきている印象です。
 
また人材の定着という観点から多くの履歴書に目を通してみると、1社での勤続年数に男女差はそれほどありません。職業の性質や環境以外で、男女を選り好みする理由は前時代的となりつつあり、今後なくなると思われます。

時折見られる
年齢制限の理由

よくある事例として「年下上司、年上部下」の構図にならないように、年齢制限を設けることがあります。年齢が逆転するとやりにくいという感覚は理解できますが、これをそっくりベトナム人にも当てはめることができるでしょうか?
 
ベトナムは若い会社が多く、社長よりも年上の従業員がいることは普通にあります。実績があれば年下上司ということも珍しくありません。
 
候補者が本当に適した人材であるなら、年齢要件だけで見送るのは惜しいものがあります。事前に社内の年齢構成を本人に伝えるなどした上で、前向きに検討することをお勧めします。
 
ベトナムは経済発展が著しく、それに伴う時代の変化もそこかしこに見られます。そのような変化にアンテナを張りつつ柔軟にシフトしていく姿勢は、採用の分野においても求められます。それが結果的に、マッチした人材との出会いにも繋がるのです。

【SESSA VIETNAM CO.,LTD】
稲田 琢磨  Inada Takuma
日系、越系人材会社にて計8年就業。人材紹介、ビザ、労務相談などに定評。

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