男は スーツ! ベトナムで オーダー メイド
代表的なプロセス
以降はフルオーダーを説明する。プロセスは2~4の順番が前後する場合があり、1~5までは1日でできるが、後日再来店して6を行う。全行程を合わせて短くて1週間、長い場合は1ヶ月以上を見ておこう。
1.スタッフに説明する
どんなシーンで着るのか、何を求めているのかなどの要望を伝える。自分に合ったスーツ作りにはテイラーの協力が欠かせない。ざっくりでよいので、気持ちを伝えよう。
2.シルエットを決める
スーツは大きく分けて、体にぴったりした「ブリティッシュ」、ゆったりした「アメリカントラッド」、ソフトでエレガントな「クラシコ・イタリア」の系統がある。まずはこの「シルエット」を選ぼう。
3.ディテールを決める
トータルバランスを考慮しながら全てを決めるのは大変な作業。最近は、各ディテールの代表的なパターンをiPadなどで見せてくれるテイラーが増えてきた。説明を受けながら質問もできるので、かなりスムーズに進められる。
4.生地を選ぶ
生地の素材は基本的にウールで、質、色、柄など多くの種類が用意されており、全てを検討するのはまず無理。ここでもテイラーのアドバイスを受け、むしろその会話を楽しもう。質感や柔らかさを確かめるには触ってみること。いくつかの生地を試すと、素人でも差がわかるものだ。
5.採寸
着丈、袖丈、首回り、胸回り、胴回り、胸囲、ウエスト、パンツ丈、股下など、体のサイズを測ってもらう。採寸の箇所が多いほど、体に合ったスーツができると言われている。
6.仮縫い
採寸した数値を元に裁断した生地を縫い合わせた、仮のスーツで確認する。サイズ、フィット感、着心地、ディテールのデザインなどをチェックし、要望や疑問点があれば伝える。テスト用の生地で仮縫いした後に、改めて選んだ生地で作る店もある。
7.完 成!
あなただけのスーツが完成する。一度作ると体形のデータが店に残るため、サイズが変わらなければ、再度の採寸は不要になる。
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