イベントオヤジの独り言 Vol.11

日系だからこそ、本物の日本の演出を

日系会社とローカル会社との違いは以前も述べましたが、日系イベント会社である意味は、「我々は日本人である」というこだわりが一番大切だと思っています。

弊社は、日系の行政関係や日系企業のご依頼しかお受けしません。それは安心感も含め、日本式の仕事の進め方を求められているからだと思っています。

私たちは、日系イベント会社であるがゆえに、本物の日本の演出を求められる事も多くあります。大切なことは、やはり“本物”にこだわり、正しい日本を伝える演出を実現する事です。

最近あちこちで日本フェアらしきイベントがよく行われていますが、涙が出るほど辛いアイテムや演出をご覧になった方も少なくないと思います。

“なんちゃって”日本風イベントあるある

ここからは、日本風イベントポンコツあるある集です。

「その浴衣とかいって着てるそのサテンの服、日本だと風俗系だよ!」、「これ桜じゃないから。本物はそんなにピンクじゃないから!」、「それ和太鼓じゃないよ、法被着

てるだけ!」、「つぶれた日本食レストランからもらった銘柄入りの樽で鏡開きするのやめて! それ木槌じゃないし」、「鏡開きの進行知らないのに、レンタルして急に呼び出すのやめて」、「浴衣風の衣装で変なダンスやめて」、「ハンドキャリーしたモノを売らないで」、「コスプレもよさこいも…(コメント控えます)」、その山、富士山じゃないよ?」、「富士山と桜の横に雪だるまやめて」、「その、こけしみたいなキャラ何?」、「カレライスじゃない、カレーライス」、「それ、たこ焼きじゃないよ、丸いメリケン粉焼き」、「なんで若いのにテレサ・テンばかり歌うの?」

我々は、これからも本物の日本にこだわり続けたいと思っています。

 

平櫛 開三 Kaizo Hiragushi
1987年日本で株式会社AABを立ち上げ後、2006年にAABベトナムを設立。
日系企業や公的機関等の様々なイベントに携わる。

AAB VIETNAM Co., Ltd
電話: 028-3933-3545
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