【ホーチミン市】異国の香り漂うベトナム料理を歴史を感じる空間で味わう「シタデル・サイゴン / Citadel Saigon」

店名「シタデル」の通り、18世紀のサイゴンの「要塞」をコンセプトに、約１００年前のアヘン精製工場跡地内に建つベトナム料理店。ベトナム人、フランス人、香港出身の３人のオーナーが共同で運営しており、店内のデザインや料理の味付けなど、３つの国の影響を受けているのが特徴だ。

ベトナムの北部のカニ揚巻き、中部の生春巻き、南部のエビ揚巻きとからし菜巻きが揃う「４種類巻きの前菜」（18万５０００ＶＮＤ、写真手前）は人気メニューの一つ。特に生春巻きはここでしか味わえないオリジナルのレシピだ。中部の伝統に習い、エビを塩漬けにし、発酵させた「トムチュア／Ｔｏｍ　Ｃｈｕａ」を使うが、揚げタロイモ、卵、野菜を一緒に包むことで塩気を和らげている。

また、「ミックス海産サラダ」（16万５０００ＶＮＤ、写真右側）は、グレープフルーツの酸味がさわやかさを演出し、「ハチミツと豚肉焼き」（18万５０００ＶＮＤ、写真奥）はハチミツと醤油を使った甘辛味が食欲をそそる中国料理風の味付けだ。

店内は１００人まで収容でき、歓送迎会などのパーティーも多いという。広々とした空間はカーテンの仕切りで半個室のプライベートな空間が生まれるため、会食にも利用しやすい。

ベトナム産のクラフトビール10種類を提供しているほか、ランチ時は4品のセットメニューが18万VNDだ