SK人事部 採用・教育虎の巻 其の五十九

提示額と希望額で給与面は調整を

皆さま、こんにちは。今回のコラムを担当するリクルートベトナムの横沢です。今回は、日本人の経営層・マネジメント層の採用を希望している場合の効果的な採用活動について、1問1答形式にてお話しさせていただきます。

Q. どのような方法で募集するのが効果的か?

A. 人材紹介会社やヘッドハンティングが有効です。登録求職者に対し、企業がスカウトする管理職や専門職、ハイクラス人材に特化した転職サイトなどを活用するのもよいでしょう。

Q. 給与相場や待遇面は?

A. 日系企業が提示する給与は、額面で1ヶ月3000USD~が相場と言えるでしょう。それに対して、求職者側は手取りで1ヶ月3000USD~を希望しているケースが多いため、両者のすり合わせが重要です。

また、待遇面では住宅手当や営業電話手当、海外保険の加入、年1回の一時帰国の航空券支給や通勤時の社用車の用意などが一般的です。

Q. 面接で聞いた方がよい質問や事前に確認すべきことは?

A. 外国人のマネジメント経験の有無や管理していた部下の規模は事前に確認しましょう。

さらに、企業が求める業界経験があるかどうかよりも、管理職やワーカー含め、現地スタッフのモチベーション維持のために工夫した点など、これまでにどのような実績があるかがとても重要な要素です。

経験年数ではなく実績を重視する傾向

過去に弊社が担当した事例では、現地採用で日本人の工場長を採用した企業様の場合、決め手となったのは業界の経験年数ではなく、これまでに経験してきた国や事業の規模、現地スタッフと良好な関係性が構築できていた点でした。

また、面接という形式的な場ではなく、食事の席など、フランクに企業と求職者が話し合い、互いに方向性が一緒かを判断することもおすすめします。

RGF HRエージェントベトナム 横沢 朋
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