【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】退職理由と引き留め
難易度の関係
SK人事部 採用・教育虎の巻 其の七十四
通勤時間が転職を
考えるきっかけに
ベトナム人からの転職相談を受ける際に、転職したい理由を必ず確認をしますが、次の2点が多いです。①成長を感じることができない ②通勤距離が長い。
②については、可能であれば入社する前に気づいてほしいところです。現実的にはバイクで30分圏内が通勤可能範囲であり、それ以上となると、入社1年目までは頑張って通勤をするのですが、2年目から転職のリスクが高くなります。②の理由で退職を切り出される場合は、すでに自宅の近くに転職先を見つけていることが多いです。通勤距離が近くなるならば多少給与が下がる、もしくは現状維持で問題ないと考える転職者が多く、引き留めることは難しいと言えます。
①については、スキルアップをして給与を上げたいと考えているベトナム人は多いです。これまでに担当した業務内容やそれを通じて得たスキルなどを、都度しっかりと棚卸しをしたうえで、転職市場と照らし合わせ、給与や待遇が適切かどうかを敏感に察知しています。
①の理由で退職を切り出された場合は、ポジションチェンジや待遇改善を行うことで引き留めが成功することは多いです。
本音を隠すために
使いがちな理由
「家族の事情で退職をしたい」という理由もよく聞くかもしれません。しかし、転職エージェント側にこういった理由で相談が来ることは少ないです。本当に家族のビジネスを手伝うなどの理由であれば転職エージェントを使う必要はないためです。なお、言いにくいことがあり、本音を隠すために一番持ち出される理由が「家族にまつわる問題」です。
もしこういった理由で転職を切り出されるケースが続くようであれば、理由について掘り下げて聞くのも一案です。それにより、思わぬ離職理由が見つかることもあります。
GAコンサルタンツベトナム
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