SK人事部 採用・教育虎の巻 其の二十四

皆さま、こんにちは。今回のコラムを担当するリクルートベトナムの横沢です。今回は、ベトナムでの外国人スタッフのマネジメント・教育をテーマに書きたいと思います。

日本人社員とベトナム人社員のキャリアや仕事に対する意識の違いは主に以下の3つの要素に表れると言えます。

①企業で働くことの意味

②仕事で大切だと思うこと

③求めるキャリアプラン

お互いストレスのない関係を築くために

まず、企業で働くことの意味です。日本人は副業収入がある人口がまだ大変少ないですが、ベトナム人の約60%が本業の他に副業収入があると言われています。

企業で働くことを「多様な収入の一つ」と考えている方も多く、それを理解した上で部下と接することで、お互いストレスのない関係を築ける傾向があります。

また、近年は変わりつつあるとはいえ、日本人はまだまだ安定雇用を求める傾向があります。その反面、ベトナム人は報酬を重視する傾向が強く、転職理由の70%以上は賃金への不満に起因するもののようです。そのため、昇給や賃金を抑えることは、留めておきたい優秀な人材を失うことに繋がりかねません。

ベトナム人の気質や特徴を知ること

日本人は職能的なキャリアの発展を求める一方、ベトナム人は転職を繰り返す中でキャリアアップをしていく傾向が強いです。

ベトナム人の転職理由の大半を占めるのは業務内容への不満です。対策として部下との面談の際には業務への不満がないかなどを丁寧にヒアリングすることをおすすめします。

そんな大きな違いがある中で、
・向上心が強く近視眼的
・穏やかで論理的であるがプライドは高い
・家族を大切にする
・イベントが大好き

という、4点のべトナム人の気質や特徴を念頭に置き、ベトナム人スタッフのマネジメントを工夫されてみてください。

RGF HRエージェントベトナム 横沢 朋
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