【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】ベトナム南部の日系企業、 土日の勤務状況は?
SK人事部 採用・教育虎の巻 其の百十一
こんにちは。平衡舎の奥田です。今回はベトナム進出を検討されている企業の方やベトナムで転職を検討している方からよく質問をいただく、「ベトナムでの土日の勤務状況」について当社のリサーチをまとめました。
ベトナムにおける
週休の定義
日本では一般的に週休2日制がとられていますが、ベトナムでは、必ずしもそうであるべきとは考えられていません。ベトナムの労働法では下記のように規定されています。
第7章 労働時間、休憩時間
第1節 労働時間
第105条 通常の労働時間
①通常の労働時間は 1日に8時間及び1週間で48時間を超えない。
②使用者は1日あたり、1週間あたりの労働時間を規定する権利を有するが、労働者に通知しなければならない。1週間あたりで規定した場合、通常の労働時間は 1日に10時間を超えず、1週間で48時間を超えない。国家は使用者が 1週間あたり40時間労働を実施することを奨励する。
(JICA「ベトナム2019年労働法」仮訳より引用。仮和訳者:塚原正典弁護士)
市内は週休2日
製造業は隔週が主
ホーチミン市内の日系企業91社に調査したところ(2019年6月現在)、完全週休2日制を取っている企業は69%を占め、週休2日制は24%、週休1日制は7%でした。
完全ではない週休2日制においては、繁忙期や緊急対応などの際は必要に応じて土日も出勤するという企業や、就業規則上では土曜就業はありだが、実際は出勤していないという企業となっています。
ホーチミン市郊外の日系製造業の場合、土曜隔週(月2回)出勤が55%、週休2日制が17・5%、週休1日制(土曜フル)が10%、週休1日制(土曜半日)が7・5%と、様々な形を取り入れています。よって、完全週休1日制(月曜から土曜まで8時間勤務で、労働法上で就労できる最大時間)を規定をしている企業は全体の10%に留まるという結果でした。
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