エンゲージメントの
高い組織の特徴

「エンゲージメント」は、「所属する組織や一緒に働く人々に対して愛着心を感じ、貢献意欲をもって仕事に熱中・没頭して取り組んでいる状態」と弊社では定義しています。
 
米ギャラップ社の調査による、エンゲージメントの上位25%と下位25%の組織の比較では、上位25%の組織に以下のような違いが見られました。
 
顧客ロイヤルティのエンゲージメントが10%高い/収益性が23%高い/営業の生産性が18%高い/離職率が43%低い/事故が64%少ない/品質が41%高い(※)。

7つの改善ポイント

従業員のエンゲージメントは様々なパフォーマンス(成果)に影響を与えます。従業員のエンゲージメントを高めるためには、7つの要素を充実させ、改善する必要があるとされます。

①事業の将来性
事業の将来性に対するポジティブなイメージを社員が持てる。組織の理念に共感し、貢献し続けたいと強く思っている。
②仕事の意義・貢献
顧客、組織などに対して、現在または将来への貢献を実感・確信できる。結果、仕事自体に意義を感じられる。
③自己成長・実感
現在の仕事を通じて成長を実感できている。成長のための機会が組織内に豊富にあり、活用できると感じている。
④上司の支援
上司からの期待を感じている。自分の努力や貢献を認めてくれている。自身の成長のために、上司が指摘や支援を積極的に行ってくれる。
⑤人間関係
職場の人々はお互いを気に掛け、組織に心から信頼できる人が何人かいる。職場を越えていろいろな人と関係を築いている。
⑥多様な働き方
国籍、性別、年齢、健康状況、家庭状況(介護や育児)などに対しても不安にならず、多様な働き方の選択肢があると感じている。
⑦処遇の公平感
努力や成果に見合った処遇がなされている。一時的な不公平があったとしても、それを是正できる可能性を感じている。
いかがでしょうか。皆さんの職場では上記7つの内、いくつの要素が揃っていましたでしょうか。

※参考資料
Gallup, Inc. (2020 Q12)
The Relationship Between Engagement at Work and Organizational Outcomes ® Meta-Analysis: 10th Edition

知識 大輔 Chishiki Daisuke
日本で営業責任者を務めた後、BConChinaで5年間、董事長総経理を経験。2020年8月から董事長兼BConベトナムゼネラルダイレクター就任。
Business Consultants Vietnam Co., Ltd.
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