【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】ベトナム就職希望者の最新の傾向＆動向

SK人事部　採用・教育虎の巻　其の五十三

ベトナムの日本人採用市場の最新事情

皆さんこんにちは、ネオキャリア／リーラコーエンベトナムで外国籍専門キャリアコンサルタントを担当している増田です。今回このコラムではベトナム転職希望日本人や市場の最新情報をお伝えしたいと思います。

ベトナムでの日本人採用市場は年々盛り上がっていると言えます。というのも、多くの日系企業がベトナムへの進出を加速していることが背景にあり、また、立ち上げを終えてオペレーションを確立した企業が、コストを抑えるために日本人の駐在員を現地採用に切り替える動きもあるためです。

現地採用の日本人向けの求人は幅広く、特に多い職種は「各業界の営業」、「製造業エンジニア」、「ＩＴエンジニア」などです。業界として、製造業は昔から多いですが、最近ではＩＴ業界の求人が非常に増えています。

現地採用の給与は職種や役職に応じて変動しますが、月額15～25万円の範囲が主流となっております。

企業の求人数が大きく伸びていく一方で、求職者の人数に大きな変化はなく、微増状態が続いているため、年々採用の難易度が上がっていると言えるでしょう。

採用を成功させる３つのポイント

日本人採用を成功させるポイントは大きく分けて３つあります。

１つ目は、マーケットや他社の状況を理解すること。２つ目は、入社前に求職者対して現場や実態を正しく伝えること、３つ目は、入社後の明確なキャリアパスを用意することです。

特に３つ目の「キャリアパス」について、現地採用のキャリアパスを明確に描けている企業がまだあまりなく、将来に少なからず不安を抱えながら働いているという人も多いのが現状です。

昇給・昇格の制度が明確であったり、駐在員への採用の切り替えがある求人、将来的に他国への異動がある求人は求職者から人気があります。